簡単ピッカピカ! プロに学ぶ、包丁の「サビ」の取り方
毎日使う包丁。でもきちんとお手入れしないと、すぐにさびてきてしまい、どう落としていいか困っている人も多いのでは? そこで、刃物造り450年、京都の老舗包丁屋「有次(ありつぐ)」の寺久保吉雄さんに、さびの落とし方を教えてもらいました。
「鋼製の包丁はもちろん、さびにくいとされているステンレス製の包丁でも、お手入れが悪いと刃にさびは生じます。さびると切れ味がダウンするばかりか、衛生的にもよくありません。しっかり落としましょう」
「鋼製の場合は、水でぬらした包丁に粉末クレンザーをかけ、ナイロンたわしで磨きます。ステンレス製の場合も、粉末クレンザーを使うのは同じですが、磨くものはホームセンターなどで扱っているさび取り用ゴムで。砂消しゴムでも代用できます」
「さびの原因の多くは包丁に残った汚れです。ふだんから使用後は正しくお手入れしてさび発生を防いでください」(寺久保さん)。
【包丁のさびの取り方】
1.磨く
(鋼製)水でぬらした包丁をまな板の上に置き、さびを覆うようにまんべんなく粉末クレンザーを振りかける。ナイロンたわしにも水をつけ、さびを磨き落としていく。
(ステンレス製)水でぬらした包丁をまな板の上に置き、粉末クレンザーを振りかけるまでは鋼製と同じ。ただし、その後は、市販のさび取り用ゴムを使って磨いていく。一気に落とそうとせず、少しずつ丁寧に。
2.洗い流してよく拭く
鋼製、ステンレス製ともに、さびが取れたら、クレンザー分が表面に残らないよう水でよく洗い流し、水けを充分拭き取る。柄の部分も忘れずに。
3.さらにしっかり乾かす
拭き終わったら、そのまま収納するのではなく、安全な場所でタオルを敷いたバットなどに一晩置いて、よく乾かす。これは毎日のお手入れでも同じ。
【ふだんのお手入れ方法】
(鋼製)使用後はナイロンたわし&粉末クレンザーで汚れを磨き落として。台所用洗剤だけでは野菜のアクなどが落ちにくく、蓄積しがち。
(ステンレス製)洗剤は台所用洗剤でOKだが、両面スポンジのかたいほう(研磨材入り)を使い、汚れを磨き落とすように少し強めにこする。
これで包丁のさびもスッキリ! ふだんから正しいお手入れを心がければ、毎日の調理もグッと快適になりますよ。
【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】
Information
刃物造り450年、京都は錦市場に店を構える老舗の包丁屋で、当主18代の下、専務として有次をプロデュースしている。
撮影=原田圭介 編集協力=岸田直子
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