夏後半もまだまだ活躍!熱中症対策にも有効な「麦茶」の歴史やレシピなどその魅力を大解剖

香ばしさがあり、さっぱりとした喉ごしの麦茶。うちは家族みんな麦茶が大好きなので、毎日水出しで4リットルほど作っています。保存料・甘味料等の添加物やカフェインが含まれていないので子ども達にも安心して飲ませられますし、ミネラルも補給できるため、特に夏場には熱中症対策としても重宝しています。
先日、子ども達と麦茶を飲んでいたら、6年生の息子が「麦茶って、いつから日本にあるのかな?」と言い始めました。夏休みの自由研究にいいかもね!と盛り上がり、早速「全国麦茶工業協同組合」の公式サイトを見てみることに。すると、びっくり!思った以上に古い歴史がありました。
原始時代から飲まれていた!? 歴史ある飲み物「麦茶」

炒り麦を湯で煮出して飲む風習は、原始農耕の始まった頃からあったと考えられているそう。日本の歴史上では、平安期初期(10世紀初め頃)に編集された日本最初の百科事典ともいわれる「和妙類聚抄」の中に「米麦を乾かし、これを炒って粉にし、湯水に点じて服す」との記述がありました。現在の麦茶とは違いますが、煎った麦の香ばしさを楽しむ飲み物、という点ではこの時代に麦茶の原型があったといえます。
その後、麦茶のような「麦こがし」を庶民がお茶代わりに飲んでいたことを豊臣秀吉が「北野大茶湯の記」に記していたり、江戸時代の「寛天見聞記」にも、麦湯と称して現代風に茶店で飲まれていたという記述も。1800年代以降にはすっかり庶民に定着していたことがわかっています。
このように歴史があり、私たちに馴染み深い麦茶は「飲む」だけのものだと思っている人も多いと思いますが、実はスイーツとしても楽しめるんです。今回は、麦茶を使ったおすすめスイーツ「クリーム麦茶かん」のレシピを紹介します!
「クリーム麦茶かん」レシピ

【材料(4人分)】
粉寒天…2g
パイナップル缶…4枚
バニラアイスクリーム…320ml
砂糖…40g
煮出した麦茶(濃いめのもの)…1 1/2カップ
黒みつ…大さじ4
【作り方】
1.鍋に粉寒天と水3/4カップを入れて火にかけ、耐熱のゴムべらで混ぜる。沸騰したら弱めの中火にして2分ほど混ぜ、砂糖を加えてさらに1分ほど混ぜて火を止め、麦茶を加えてよく混ぜる。
2.約15×21×3cmのバットに流し入れてさまし、粗熱がとれたら冷蔵庫に入れ、1時間ほど冷やし固める。
3.パイナップルは1枚を4等分に切る。2を2cm角に切って器4つに分けて盛り、パイナップル4切れ、アイス1/4量ずつを添えて、黒みつをかける。
「クリーム麦茶かん」は簡単なので、夏休みに子どもと一緒に作るのもおすすめです。フルーツをのせる作業だけでも、子どもはテンションアップ♪
麦茶は夏だけでなく、寒くなってきたら「ホット麦茶」にしてもおいしいですよ!
文=矢野 凪紗
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