朝のバス停で全身厳しくファッションチェック!ド派手なピンヒールでお見送り!?私の周りの強烈すぎるママ友

#育児・子育て   
 『消えたママ友』より


ママ友の失踪をきっかけに、仲良しママの輪のバランスが崩れていく様子を描いた『消えたママ友』。2021年の手塚治虫文化賞短編賞を受賞、日常生活に潜む闇がリアルで怖い!と話題のコミックエッセイです。今回はそんな『消えたママ友』にも出てきそうなママ友たちのとんでもエピソードを4人のママさんに語ってもらいました。


座談会メンバー


むっちゃん
専業主婦。夫が転勤族。子どもは6歳と3歳。

ナベコ
時短勤務の会社員。子どもは9歳と6歳。

うっちー
会社員。子どもは10歳と4歳。

めいさん
在宅ワーカー。子どもは11歳と8歳。

トイレットペーパーの質でマウンティングされるなんて!


むっちゃん「上の子が幼稚園に入園するタイミングで夫の転勤があり、名古屋に引越しました。その時入ることになった社宅がたまたま、びっくりするような高級住宅街にあったんです。毎朝、園の集合場所で8人くらいのママ友が顔を合わせるんですけど、皆さん朝からバッチリお化粧とブランド服でキメていて、上から下まで厳しくファッションチェックされるのが本当に憂鬱でした。ピンヒール履いて地面をぶすぶす付き刺しながら『おはようございまーす♪』って現れるんですよ」

ナベコ「いきなり怖い話ですね…」

むっちゃん「ある時、お迎え前にトイレットペーパーを買ってベビーカーに引っ掛けたまま集合場所に行ったんです。そしたら『あれ?むっちゃんちってトイレットペーパーシングルなんだー? うちは絶対ダブルだなー』って言われて。私はそれまでトイレットペーパーの種類について気にしたこともなかったので、何を言われてるのかわからなくて一瞬固まっちゃいました(笑)」

ナベコ「え? 他人の家のトイレットペーパーを気にするの…? ダブルじゃないとダメとかそういうこと?」

めいさん「香り付きか、エンボス加工されてるかまでチェックされてたりして(笑)」

むっちゃん「いや〜実際、それ以来変に気にするようになっちゃって、実はママ友を家に招く時だけはダブルの香り付きのものに変えてます…」

うっちー「そういうマウンティング的な発言はママ友関係でちらほら聞きますよね」

めいさん「マウンティングといえば、新築を買った時に遊びに来たママ友に『ここって建売なんだねー。注文じゃないと物足りなくない?』って言われました。私はここが気に入って買ったから満足してるよって返したのに、『やっぱ家を建てるなら◯◯工務店だよね〜』ってよくわからない彼女なりのこだわりを演説されてもううんざり。彼女よりも先に私が家を買ったから難癖つけたかったのかも」

うっちー「えー!そんなことあります? 失礼すぎる。そういうことを言われた時って、どう対応してるんですか?」

めいさん「相手と張り合っても仕方ないから腹ワタが煮えくりかえっていても『そうだね〜』ってニコニコしながら淡々と受け流しますね」

うっちー「確かに同じ土俵に立たずに涼しい顔でスルーした方が、この人には響かないなって思って退散してくれるのかも」

そんなつもりはなかったのに…悪口言っていると思われてびっくり

『消えたママ友』より

うっちー「幼稚園の通園で子どもたちが2人1組で手をつないで歩くんですけど、いつもペアになる子のママに、『〇〇ちゃんが歩くの遅いみたいで、うちの子が手を繋ぎたくないって言ってるんですけど』って言われたことがあります。私はどうすればいいんだろうってかなり戸惑いましたよね。しかもそのことを他のママ友に相談したら、私がその人の悪口を色々な人に言っている風に広まっちゃった。いやいや悪口は言ってないんだけどなー」

ナベコ「それはまさに野原広子さんのコミックに出てきそうな話ですね」

うっちー「LINEで誰と誰が繋がってるのかもわからないし、本当に信頼できるママ友以外には相談しないほうがよかったなって後悔しましたね」

ナベコ「私は今、隣の子が庭から無断で家の中に入ってくることに困ってるんです。遊ぼう!ってズカズカ入ってきて、うちにあるお菓子やジュースも我が物顔で食べちゃうんですよ。その子のママにそれとなく迷惑していることを伝えても全く悪びれもせずに『いつもごめんねー!』っていう感じで何も響かなくて」

めいさん「お隣さんだとあまり強く注意もできないですよね」

ナベコ「ゴミ出しのルールも全然守らなくて、『これは私じゃなくて子どもが勝手に出したやつです』って開き直るような人なんです。気さくなママ友ではあるんですけど、子どものことを注意したら逆恨みされるかもしれないって悩んでます。この間なんてお隣のママ友のことを考えすぎたのか、家族総出で窓から侵入してくる夢を見ちゃいましたよ…(笑)」

一同「そんな夢いやだ〜!」

複雑になりがちなママ友関係。子どもがいるからこそ距離感って大事!

『消えたママ友』より


むっちゃん「ママ友って年齢も価値観も全然違う人たちが、子どもがいるっていう点だけでつながるわけだから、いろいろ難しいこことも出てきますよね。厄介な人がいても子どもが同じコミュニティーに属してると逃げられないじゃないですか」

ナベコ「うんうん。独身時代の友達関係ってもっとシンプルだった気がします。子どもや夫がいるとその分人間関係が複雑になりますよね。子どもがいるからこそ距離感って大事だなって思います。いきなりはじめから何もかもオープンにして近づくと、相手が合わない人だった場合に面倒なことになるから」

うっちー「とはいえ、ママ友自体が悪いものっていう訳じゃないですからね。気が合えば一生の友達になる場合だってある。相手との壁を作りすぎると世界が広がらないから、そこのバランス感覚も必要ですよね」

めいさん「私の場合、子どもが幼稚園に通っていた頃はママ友付き合いもそれなりに大変だったけど、小学生になった途端、必要最低限になりましたよ。幼稚園の頃にいっぱいいたママ友も今はほとんど付き合っていないけど、本当に気が合う人たちだけはちゃんと残ってるんですよね。それはもうママ友っていうよりも普通に『私の友達』で、今後もずっと付き合っていくんだろうなっていう人間関係ができてます。ママ友関係に悩んだとしても、最終的には自分にとって必要な人だけが残ると思えば、少しは気が楽になるかも」

むっちゃん「うちは下の子が3歳になったばかりだから、まだまだ先の話だな〜(ため息)」

まだまだ尽きない強烈なママ友エピソード。「あ〜私の身近にもこんなママ友いるいる!」と思った人もきっと多いはず…。もっとディープなママ友の世界が気になる人は『消えたママ友』をぜひ読んでみてくださいね!



取材・文=宇都宮薫

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