子どもの成長に応じて親がかける言葉も変わる! 年代別の言葉がけアドバイス/子どもに本当に伝わる言葉がけ(8)

#育児・子育て 
年齢に応じて、悩みの内容や必要な言葉がけは変わってきます

『子どもに本当に伝わる言葉がけ』8回【全8回】


子どもが話を全然聞いてくれない…。そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
教育関連の著書多数、「小川大介先生の子育てよろず相談室」でもおなじみ、過去6000回以上の相談を受けてきた教育家の小川大介さんは、実際に親御さんから「遊び優先で、宿題をなかなかやらない」「注意しても、右の耳から左の耳へ抜けていき、同じことを何度も言っても変わらない…」といった相談を非常によく受けているそうです。

小川先生によると、子どもへの言葉がけのポイントの9割は「子どもを観察すること」で、あと1割が「言い方を変えること」と語ります。
子どもとの関わり方を見直すことで言葉がけのポイントが見えてくる、小川大介著『子どもが笑顔で動き出す 本当に伝わる言葉がけ』(すばる舎)から、「子どもの成長に応じて親がかける言葉も変わる! 年代別の言葉がけアドバイス」をお送りします。

※本作品は小川大介著の書籍『子どもが笑顔で動き出す 本当に伝わる言葉がけ』から一部抜粋・編集しました

言葉がけに悩み始めるのは2歳前後から

長年、教育に関わる仕事に携わってきたこともあり、親御さんから子育てに関するお悩みを受けることが多いのですが、お子さんの年齢に応じて、やはり悩みの内容や、必要な言葉がけは変わってきます。

未就学期から学童期までのお子さんの場合、大きく分けると、「未就学期」「就学後の低学年」「中学年」「高学年以降」の4つに分かれるイメージです。

●未就学期(2〜6歳ごろ)
声をかけても子どもが言うことを聞いてくれないことに最初に親が悩み始めるのは、子どもが自我の育ちの表れとして「イヤイヤ」と強く自己主張し始める2歳前後からではないでしょうか。

親としては、子どもの成長が嬉しい反面、意思を示し始めて思い通りに扱うことが難しくなってきた子どもへの対応に悩んでしまう時期かと思います。
頭に入れておきたいのは、この時期の子どもは、見える、感じる、思うことが急激に膨らむ一方で、使える言葉はまだまだ少ないということです。

ですから、子どもと目線を合わせて話す、子どもが何を見て何を感じているかをつかもうとするなどの関わり方が特に大切です。

●小学校1〜2年生(6〜8歳ごろ)
小学校に入学したとはいえ、低学年は、まだ園の延長線上という印象です。集団生活の中で学ぶこと、体験することは一気に増えますが、「自分で考えなさい」が通じる年齢ではありません。1つひとつわかりやすく具体的に伝えようとするのが、この時期の言葉がけポイントです。

●小学校3〜4年生(8〜10歳ごろ)
この時期は、低学年でも高学年でもない微妙な期間です。自分の考えをはっきり示すかと思えば、理解に手間取ったりもして、掴みどころがありません。
勉強面でも、何をさせたらいいのかはっきりしないので、つい親が先回りして、あれこれと指示したくなる時期です。

「子どもの事情」を汲くみ取ろうとする意識を大切にしましょう。

●小学校5〜6年生(10〜12歳ごろ)
勉強の存在感が明らかに大きくなる時期。タイムスケジュールを意識したり、役割、社会性が高まってくるころです。やるべきこと、やらせたいことが数多く出てくるためタスク管理型の関わり方になりがちで、親のあせりや苛立ちからの衝突も増えやすい時期です。親の側が考えや気持ちを整理することで言葉がけがうまくいきます。

年齢によって、悩みの内容は変わります。ですから、お子さんの成長に応じて、「今の、この子には、どう伝えるのがいいのかな?」と考えながら言葉がけしていきましょう。

お子さんの成長に応じて、考えながら言葉がけしていきましょう


Profile

小川大介
(おがわ だいすけ)
教育家。見守る子育て研究所 所長
1973年生まれ。京都大学法学部卒業。学生時代から大手受験予備校、大手進学塾で看板講師として活躍後、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。塾運営を後進に譲った後は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している。6000回の面談で培った洞察力と的確な助言が評判。受験学習はもとより、幼児期からの子どもの能力の伸ばし方や親子関係の築き方に関するアドバイスに定評があり、各メディアで活躍中。『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』(すばる舎)、『頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て』(KADOKAWA)など著書・監修多数。

著=小川大介 イラスト=内野こめこ/『子どもが笑顔で動き出す 本当に伝わる言葉がけ』(すばる舎)

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