違和感をおぼえたときこそチャンス!家事の「ストレス」を減らす方法

カットトマトもパウチタイプのものが増えています

【画像を見る】マキさんのストックしている生活クラブの国産ホールトマトのカット

「安いからなんとなく」買っていたトマト缶。パウチタイプに替えたら非常に便利でした

「家事でちょっとでも『やりにくいなぁ』と思ったらやり方を変えてみよう」という考え方を持っておくことが、日々のちょっとした家事ストレスを溜めずに済むことにつながります。

これに関して私の最近の実例をひとつ。「トマト缶」を買うのをやめてパウチタイプのカットトマトを買うことにしたら、じつに便利でした。ということで、パウチタイプのカットトマトが「どんなふうに便利か」具体的にお伝えしたいと思います。

最近はカットトマトもツナも容器が缶ではなく、パウチタイプのものが増えています。前々から「パウチって缶より便利なんじゃないか?」と薄々感じていたので、試しにパウチタイプのカットトマトを買ってみたんです。そうしたら予想通り非常に使い勝手がよかった。手やハサミでさっと開けられるし、くるくるとロール状にして使い切ったら最後は小さくしてゴミ箱に捨てられます。使用前も薄くてかさばらず、すき間に収納できます。

私が今つねにひとつストックしているのは、生活クラブの「国産ホールトマトのカット」で、安いトマト缶に比べると値が張ります。とはいえそこまで高価ではないし、そんなにじゃんじゃん使う食材ではないので、使い勝手優先で割高でもこちらを選びました。個人的な感想ですが、このカットトマトはコクがあって料理に使うと味がキマる気がするんですよね。このパウチタイプにしてから、トマト缶のときよりカットトマトを使う回数が増えた気がします。今ではわが家に欠かせないストック品。賞味期限が長く味もいいので、災害時のビタミン補給食材としても防災グッズの中に1袋ストックしています。


小さな違和感を見逃さないと、あとがラク

マキさんのストックしている生活クラブの国産ホールトマトのカット

「トマト缶が使いにくいかも。パウチタイプの方が便利かも」と小さな違和感を見過ごさないで別の方法に替えてみる、という考え方はトマト缶の話に限らず、食器を洗ってるときや掃除をしているときなど、ほかの家事でも言えることだと思います。「こういうものだから」「当たり前だから」と思って、小さなストレスを抱えたまま頑張ってやり続けないほうがいい。なんとかなるさとやり過ごさないほうがいいと私は思っています。見て見ぬふりをしないで「違うスポンジに替えてみよう」とか「違うやり方で掃除できないかな」と別の方法を考えていろいろ試してみる。試しているうちに「こっちの方がラク」「こっちなら続けられる」という自分に合うやり方がわかってくるから、そうやって少しでも手間を省けるストレスのない方法を選んでいく。つねに最適を選んでいく習慣が身につくとストレスが減って、家事がラクになります。違和感をおぼえたときこそチャンス。私はそんなふうに思っています。

シンプルライフ研究家 マキ

不要なものは持たない「シンプルライフ」を通して、心に余白をつくる提案をするマキさん

不要なものは持たない「シンプルライフ」を通して、心に余白をつくる提案をする。雑誌やテレビなどで発信や講演活動も行なう。著書は『なくす家事』(小社刊)はじめ12冊。夫と中学生、小学生の女の子の4人家族。オンラインサロン「シンプルライフ研究会」主宰。

撮影/林ひろし 編集協力/宇野津暢子 デザイン/河村かおり(yd)

文=レタスクラブ編集部

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