鍋や道具を、使用頻度と使い心地を目安にグループ分けしてすっきりに/家じゅう片づく!神ワザ収納(3)

#くらし   
正しい収納場所に正しい方法で収納しよう!

『くり返し使える「家じゅう片づく!神ワザ収納」がギュッと一冊に!』3回【全4回】


くり返し使える神ワザ収納をギュッと凝縮!

「なかなか物が捨てられない」「どうすれば上手に収納できる?」など、誰もが抱えがちなお悩みに答える『くり返し使える「家じゅう片づく!神ワザ収納」がギュッと一冊に!』。本書は100均グッズ活用術から、捨てられない人のためのキッチン収納のコツなど、子育てや家事、仕事に追われて時間がない中でも、がんばらなくても続けられる収納ワザが満載です。

物を捨てるのにも、収納するのにもタイミングが大切。すぐに取りかかれる小さなワザから、まずは取り入れてみてはいかがでしょうか。今回は『廃棄ゼロの達人の冷蔵庫収納術』をご紹介します。

※本記事はレタスクラブムック編集部著の書籍『くり返し使えるベストシリーズ vol.2 くり返し使える「家じゅう片づく!神ワザ収納」がギュッと一冊に!』から一部抜粋・編集しました

鍋、道具を正しい収納場所に正しい方法で収納してみよう!

使用頻度と使い心地を目安に4グループに仕分ける

キッチンで使うアイテムは、なんと種類が多く、大きさもまちまちなんでしょう!
座標軸を使って、使用頻度と使い心地を目安に4グループに仕分けると、収納場所がおのずと分かります。

整理収納アドバイザー 中山真由美さん

教えてくれたのは:中山真由美さん
整理収納アドバイザー。『レタスクラブ』連載中の「集めすぎる人たちの“神”収納術」では、物が多く捨てられない人に寄り添う収納テクが人気。著書に『いちばんシンプルな「片づけ」のルール』(マイナビ出版)。

キッチン道具を全部出して仕分けしてみましょう

キッチン道具を全部出して仕分けしてみましょう


使用頻度と使い心地で本当に必要なものを見極める

「物が多くても、いつも使うものが取り出しやすければ、キッチンはぐっと使いやすくなります」と話すのは、整理収納アドバイザーの中山真由美さん。整理できない人は、必要なものと不要なものを、一緒に収めていることが多いといいます。

「物は、時とともに価値が変わっていくものです。座標軸を使ってアイテムを見直すと、前は必要だったものも、今は不要になっているかも。もしそれが収納場所を取っているだけなら、処分を検討してみましょう。新年をスタートしたばかりのこの時期は気持ちも新たにできるので、収納を見直す絶好のチャンスです」

手放すコツ3カ条

1.使いこなせないものはいらない

「便利だと思っていても、使い方が難しかったり片づけが面倒だったりして出番が少なければ、使いこなせていない証拠。きっとなくても困りません」

2.代用できるものがあればいらない

「どうしてもないとだめなもの以外は、大抵別のもので代用できるはず。なるべく“○○専用”を作らないことが、物を増やし過ぎないコツです」

3.“いざというときの”のものはいらない

「仕分けるときに、“いざというときに必要かも”とか、“いつか使う日が来るかも”など思い浮かんだものは、まず今後も出番がないと見なして」

キッチン収納レッスン

STEP 1 まず、ジャンルごとに全部出す

STEP 2 ジャンルごとに、座標軸の4グループに分けていく

STEP 3 A・B・C・Dそれぞれの最適な方法で収納する

整理したら正しい収納場所に考えながら収納してみよう!

座標軸を使ってキッチンアイテムを4つのグループに分けたら、次に大切なのが収納場所。キッチンをより使いやすくするために、グループごとにしまう場所をきっちり分けましょう。

【「ゴールデンゾーン」って?】
かがんだり、台を使ったりなど無理な姿勢を取らず、立ったままで、物が取り出せる範囲のこと。キッチンなら腰高の引き出しから、つり戸棚の下の段まで、食器棚なら腰から上の中段が最も使いやすい。

「ゴールデンゾーン」って?


Aならゴールデンゾーンに収納
使用頻度が高く、使い心地もよいものは、いちばん取り出しやすい場所に収納するのがベスト。フライパンなど火にかけるものはコンロの下に。食材を洗うざるやボウル、みそ汁用の鍋など、水を使うものはシンクの下と、調理の手順をシミュレーションしながら定位置を決めましょう。なるべく上には重ねず、ワンアクションで取れる工夫をしてみて。

Bならゴールデンゾーン以外へ
たとえ使い心地がよかったとしても、使用頻度が低いものは、ゴールデンゾーンから外しましょう。軽いものならゴールデンゾーンより上に、重いものはゴールデンゾーンより下に収納するのがおすすめ。取り出すときの負担が減ります。ただし、ホットプレートやジューサーなどの重くて大きいものは場所を取るので、キッチン以外に置いてもOK。

Cなら印をつけてゴールデンゾーンで保留
基本はふだんよく使うものなので、ゴールデンゾーンに入れておきます。ただし、使い心地はよくないので、買い替え予備軍と分かるようにシールやマスキングテープで目印をつけておくと◎。頭の片隅に常に「もっと使いやすいものはないかな」ととどめておき、もしより使い勝手のよいものが見つかったら、買い替えるようにしましょう。

Dなら箱にまとめて捨てることを検討
明らかにいらないものであれば、すぐ処分を。すぐに捨てられなければ無理に捨てようとせず、箱にひとまとめにしておきましょう。その際、箱の外側に1年後の日付を書いてから納戸やパントリーなどに収納して。1年後に見直してみて、やっぱり使わなかったと分かれば、そこで処分すればOK。自分で納得してから捨てることで、リバウンドも防げます。

【読者の声】
うちの収納場所にも優先順位をつけました

4人家族のキッチンアイテム適正量(目安)

中山さんが4人家族を想定し、必要なものをリスト化しました

ボウル・ざる…各2
おたま…2
フライ返し…1
菜箸…2
計量カップ(大)…1
計量スプーン(セット)…1
泡立て器…1
カセットコンロ…1
保存容器(大)…2
保存容器(小)…4
飯碗・汁椀…各4
箸・箸置き…各4
ディナースプーン…4
ディナーナイフ…4
ディナーフォーク…4
ティースプーン…4
プレート(大)…1
プレート(小)…4
パスタ皿 …4
大皿…1
丸小皿・薬味入れ…各4
麺鉢・グラタン皿…各4
湯飲み・マグカップ…各4
グラス・ビアグラス…各4
来客用カトラリー(セット)…2

鍋類は各家庭のよく作るメニューやスペースに合わせて調整してOK

フライパン(22cm)…1
フライパン(26cm)…1
フライパン(28cm)…1
ソースパン…1
中華鍋…1
天ぷら鍋…1
両手鍋…1
片手鍋…1
卵焼き器…1
土鍋…1
パスタ鍋…1

合計43種類 106

著=レタスクラブムック編集部/『くり返し使えるベストシリーズ vol.2 くり返し使える「家じゅう片づく!神ワザ収納』(KADOKAWA)

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