いい子になれば人間になれると言われたけれど「ねこのピノキオ」/にゃんと!ねこむかしばなし(2)

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ブレーメンの音楽隊なねこ

ブレーメンの音楽隊なねこ

◆元となったむかしばなし

ブレーメンの音楽隊
昔、あるところに年老いたロバがいました。
ロバは力仕事ができなくなったため、飼い主に追い出されます。ブレーメンという街に行けば音楽隊として雇ってもらえると聞いて目指していたある日、似た境遇を持った犬、ねこ、ニワトリの3匹と出会います。4匹でブレーメンを目指していると、近くの民家に泥棒たちが入って、美味しそうなごちそうを食べている姿を見かけます。4匹は自分たちがそのごちそうを食べるために一斉に音楽を奏でました。急に大きな音が鳴ったことに驚いた泥棒は逃げ出し、4匹はその家に居着くことにします。
一度、泥棒たちが戻ってきたこともありましたが、それも撃退し、4匹はブレーメンには向かわず幸せに暮らしたのでした。

ねこのラプンツェル

ねこのラプンツェル

◆元となったむかしばなし

ラプンツェル
昔あるところに高い塔に住む髪の長いラプンツェルという女の子がいました。ラプンツェルは魔法使いによって、塔に閉じ込められていたのですが、これが当たり前だと思っていたので疑問に感じたことはありませんでした。
ある日、一人の王子が偶然その塔に現れます。2人は次第に仲良くなっていき、恋人同士になりました。しかし、そのことが魔法使いの逆鱗に触れてしまい、ラプンツェルは長い髪を切られて塔から追い出されてしまい、王子はラプンツェルに会えなくなったショックから失明してしまいます。
数年後、森で2人は再会し、喜んだラプンツェルの涙によって王子は再び目が見えるようになりました。王子はラプンツェルを連れて帰り、幸せに暮らしました。

著=ぱんだにあ/『にゃんと!ねこむかしばなし』(KADOKAWA)

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