じんわりおいしい贅沢味の「油揚げと大根の味噌汁」と「鯛茶漬けご飯」/何も作りたくない日はご飯と汁だけあればいい(4)

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油揚げと大根の味噌汁

『何も作りたくない日はご飯と汁だけあればいい』 4回【全5回】


何も作りたくない日にさっと作れる、ご飯と汁だけのボリュームレシピ!

忙しい朝、とにかく時間がない日に家族のごはんを作るのは大変! でも、「作るのは2品だけと決めれば、料理のハードルがかなり下がります」と、料理研究家のワタナベマキさんは語ります。日々料理の仕事が忙しいマキさんだからこその、手抜きではないささっとごはんを紹介するのが『何も作りたくない日はご飯と汁だけあればいい』です。

本書では、ほぼ15分以内で作れるご飯と汁ものの組み合わせを多数紹介。混ぜご飯やのっけご飯など、冷凍ご飯でさっと作れるものや、この素材同士を合わせる事でこんなにおいしいなんて!と驚く組み合わせの汁ものまで、簡単なのに手抜きに見えない、ちゃんとボリュームのある組み合わせがずらり。

毎日忙しい人はもちろん、料理初心者の方、自炊をはじめたばかりの方にもおすすめのレシピをお送りします。

※本記事はワタナベマキ著の書籍『何も作りたくない日はご飯と汁だけあればいい』から一部抜粋・編集しました

油揚げと大根の味噌汁

◆材料(2人分)
油揚げ…1/2枚
大根…10cm
水だし汁(作り方は下記)…2カップ
味噌…大さじ2

◆作り方
1.大根は7~8mm厚さのいちょう切りにする。

2.油揚げは平らなざるにのせ、熱湯を回しかけて油抜きする。縦半分に切ってから斜め半分に切り、三 角形にする。

3.鍋にだし汁、1、2を入れて中火にかける。煮立ったら弱火にしてふたをし、約8分煮る。

4.味噌を溶き入れ、煮立つ直前で火を止める。

昆布と煮干しの水だし汁

昆布と煮干しの水だし汁

水1Lに5cm四方の昆布を2枚と、煮干し4~5本を入れ、 冷蔵室に一晩おく。

水1Lに5cm四方の昆布を2枚と、煮干し4~5本を入れ、 冷蔵室に一晩おく


【煮干しは下処理をして使います】
1.頭をはずす。ここが一番だしが出るので捨てないこと。

頭をはずす。ここが一番だしが出るので捨てないこと

2.頭はあごの部分を押してえらをはずす。えらにはえぐみがあるので捨てる。

頭はあごの部分を押してえらをはずす

3.胴は背開きにして内臓をとる。内臓は臭みが出るので使わない。

内臓は臭みが出るので使わない

煮干しは下処理をして使います


鯛茶漬けご飯

鯛茶漬けご飯

◆材料(2人分)
鯛(刺身用)…1 さく(150g)
青じその粗みじん切り…5枚分
ご飯(粗熱をとったもの)…茶碗2杯分(300g)
A
 白練りごま…大さじ2
 しょうゆ…大さじ1
 酢…小さじ2
温かいほうじ茶…適量

◆作り方
1.鯛は大きめのそぎ切りにしてボウルに入れ、Aを混ぜて加え、からめる。

鯛の刺身を酸味を加えた 練りごまだれであえる。

鯛の刺身を酸味を加えた練りごまだれであえる。作ったらすぐに食べられる

2.器にご飯を盛り、1と青じそをのせ、ほうじ茶を添える。好みで白いりごまをふり、そのまま食べたり、ほうじ茶をかけて食べる。

鯛のほか、白身魚の刺身で作ってもおいしい、簡単お茶漬けご飯。刺身はすぐに食べられるので、大ぶりに切って食べごたえを出します。ほうじ茶は、飲んでもかけてもお好みで。大根と油揚げの定番の組み合わせの味噌汁は、切り方を厚めにして、大根の甘みを味わいます。油揚げも大きく切ると、つゆがしみて新たなおいしさに。

著=ワタナベマキ/『何も作りたくない日はご飯と汁だけあればいい』(KADOKAWA)

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