失敗しないキッチン掃除!ついついやりがちなNG洗剤&行動はコレ!【キッチンの大掃除】
気を付けたいNG①材質に合っていない洗剤と道具
キッチンにはさまざまな素材が使われています。材質に合った洗剤や道具を選ばないと、変色や傷つけなど思わぬトラブルも。「やっちゃった!」となる前に、取扱説明書などでどのようなものが使われていて、どのような掃除をしたらよいのか確認しておきましょう。特に注意したいのは、下の5つです。
●フッ素コートには
ガス台などによく使われています。アルカリに影響を受けやすいので、強いアルカリ性洗剤や漂白剤は使わないこと。また、かたいものでこすると傷がつき、コーティングがはがれることもあるので、金属たわしなどのかたい道具や粉末クレンザーの使用は避けましょう。
●ガラスプレートには
IH調理器やガス台のトッププレートに使われています。強いアルカリには弱いので、強いアルカリ性洗剤や漂白剤の使用は避けて。焦げつき汚れをかたいものでゴシゴシこするのも禁物。
●人工大理石には
シンクやシンク台によく使われています。洗剤は台所用中性洗剤やクリームクレンザーが使えますが、種類や表面加工のしかたによって、表面の光沢が損なわれることもあるので、目立たない場所で使えるかどうかを試してからにしましょう。
●アルミニウムには
換気扇のフィルターやファン、ガス台の五徳下の受け皿などに使われています。表面にアルマイト加工されていないものは、酸やアルカリと接触すると変色することが。また、傷もつきやすいので、かたいものでこすらないように注意を。
●亜鉛メッキ鋼板・プレコート鋼板には
レンジフードや換気扇のファンに使われています。付着した汚れの影響で、強いアルカリ性の洗剤を使うと表面の塗装がはがれやすくなることが。油汚れ用洗剤を使う場合は目立たない場所で、一度試してみましょう。また、洗剤をつけて長時間放置するのもNGです。
気を付けたいNG②力任せの掃除

頑固な油汚れや焦げつき汚れ、水あかなどは、ついついかたいものでゴシゴシしてしまいがちですが、同時に傷をつけてしまうことに。掃除道具は、ふきんなどの「やわらかいもの」から使ってみて、落ちないようならスポンジのソフト面を使ってみるなど徐々に「かたいもの」を試していきましょう。
特に注意したいのは、メラミンスポンジです。やわらかそうに見えてクリームクレンザーよりダメージは大。ステンレスなどに使うと、目に見えない細かい傷がついてしまいます。汚れは落ちたけどピカピカにならないのは、その細かい傷がくもりとなってしまうからです。
気を付けたいNG③掃除用スプレーの扱い
油汚れ用洗剤や漂白剤など強い洗剤を使う場合は、必ずゴム手袋をはめ、換気を心がけましょう。
壁やガス台など広い面に使う場合は、直接スプレーしないことも大切。ムラの原因になります。必ずぞうきんなどの布類に吹きつけてから使いましょう。また、洗剤は思っている以上に広い範囲に飛び散るので、拭き残しをそのまま放置しておくと色落ちなどのトラブルに派生することも。
気を付けたいNG④汚れの放置
油汚れはベタベタ汚れや頑固汚れに、水滴は水あかに。汚れは放置しておくと蓄積してどんどん落としにくくなっていきます。「汚れたら、すぐに拭き取る」を基本に。
大掃除を始める前に注意点をしっかり押さえておけば、ついついやってしまった!を避けることができます。大掃除を少しでもラクに進めていきましょう。
監修:家事大学
取材・文=岸田直子
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