料理の「さしすせそ」は科学的にも理にかなっている?/子どもに話したい雑学(24)

#趣味   
料理の「さしすせそ」には科学的理由がある?

『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』24回


子どもに今すぐ話したい「タメになるうんちく」!

「一晩置いたカレーがおいしくなるのはなぜ?」「ポン酢のポンってなに?」
これ、答えられますか?

「子どもにすごいって思われたい」「日々のコミュニケーションの中で色んなことを教えてあげたい」そんな方に、わかりやすく、楽しみながら「タメになるうんちく」をご紹介。

それでは、学校では教わらないけれど子どもに話したい雑学を見ていきましょう!

※本記事は多湖輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました

料理の「さしすせそ」を科学的に解明!


料理の「さしすせそ」といえば、砂糖、塩、酢、しょう油(せうゆ)、味噌のことで、この順番に使うと料理がおいしくできるという、「おばあちゃんの知恵」のようなもの。この「さしすせそ」という順番は、科学的に分析するとじつに理にかなっていることがわかる。

塩を構成するイオンは非常に小さく食材に染み込みやすいため、塩を先に入れると、あとから入れた砂糖が食材に染み込む余地がなくなってしまう。そこで砂糖を先に、塩を2番目に入れる。次に酢を入れるのは、この段階で入れて加熱を続けることで、強すぎる刺激臭を飛ばすため。しょう油を後半で入れるのは、加熱時間を短くして、揮発性の高いしょう油独特の香り成分を飛ばさないためだ。

味噌を最後に入れるのは、加熱しすぎると、味噌に含まれるタンパク質が変質する可能性があり、香りも飛んでしまいやすいから。そのため、味噌は最後に火を止めてから入れ、ひと煮立ちさせるだけで料理を締めくくることが多いのである。

監修=多湖 輝/「頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学」(KADOKAWA)

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