感染症ってどんな病気?〇〇なところで流行しやすい⁉︎/岡田晴恵先生の「家族と自分を感染症から守るには」(5)

#くらし 
病原体が体内に侵入して増殖した結果として起こる病気です

『家族と自分を感染症から守る本』5回【全11回】


ニュースで毎日目にする「新型コロナ」の文字。パンデミックによって、感染症は身近な病気なのだと改めて意識した人は多いのではないでしょうか。

でも、感染症は新型コロナウイルスだけではありません。
家庭でよく起こる様々な感染症について、感染症研究の専門家である岡田晴恵先生が、イラストと図解でわかりやすく解説した『予防と対策がよくわかる 家族と自分を感染症から守る本』。本書から、知ってるようで知らない「そもそも感染症って何?」や、今さら人に聞けない「日常生活で気をつけることは?」といった基本的知識をご紹介します。

症状や対処法を知って日頃からできることを実践し、大切な家族と自分自身を守っていきたいですね。

※本作品は著/岡田晴恵、監修/小林弘幸の書籍『予防と対策がよくわかる 家族と自分を感染症から守る本』から一部抜粋・編集しました

感染症とは?

感染症はウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入して増殖した結果として起こる病気です。そして、人が集まっているところなどで、病原体が効率よくうつっていくと流行が起こります。

1.感染症は病原体によって生じる病気

ウイルス、細菌、真菌、寄生虫、原虫といった微生物が、体の中に入って増えることを「感染」といいます。この感染の結果として起こった病気が「感染症」です。体の中に入って増え、病気を起こした微生物は、「病原微生物」または「病原体」とよばれます。それぞれの病原体は、それぞれが特有の感染症を起こします。

このような病原体が、人から人にうつることのほか、傷口から、または動物や昆虫を介して感染が広がることがあります。さらに、効率よくうつっていくと流行が起こります。大切なポイントは、感染症はかならず「病原体がなんらかの経路で体の中に入り込み、増える(または毒素をつくる)」ことで起こるということです。感染症はこのようにうつる病気なので、過去には「伝染病」ともよばれました。

病原体が体内に侵入して増殖した結果として起こる病気です


2.人の集まるところでは流行が生じやすい

大勢の人が集まるところは、病原体の伝播が起こりやすく、感染症の流行が生じやすい場所です。感染のつながりがある患者たちの集団は「クラスター」ともよばれます。人々が健康を保って日々の活動をおこなえるように、感染症の流行は最小限にしなければなりません。これが、感染症に対する基本的な考え方です。

著者プロフィール

 著/岡田晴恵

著者/岡田 晴恵
白鷗大学教育学部教授。共立薬科大学大学院修士課程修了、順天堂大学大学院医学研究科博士課程中退。アレクサンダー・フォン・フンボルト奨励研究員としてドイツ・マールブルク大学医学部ウイルス学研究所に留学、国立感染症研究所研究員、経団連21世紀政策研究所 シニア・アソシエイトなどを歴任、現職に至る。

 監修/小林弘幸

監修/小林 弘幸
順天堂大学医学部教授、日本スポーツ協会公認スポーツドクター。1960年、埼玉県生まれ。順天堂大学大学院医学研究科(小児外科)博士課程修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属小児研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学医学部小児外科学講師・助教授を歴任、現職に至る。自律神経研究の第一人者としてプロスポーツ選手・アーティスト・文化人へのコンディショニング・パフォーマンス向上指導にかかわる。

著=岡田晴恵、監修=小林弘幸/『予防と対策がよくわかる 家族と自分を感染症から守る本』(KADOKAWA)

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