結婚指輪はなぜ左手の薬指にはめるのか…習慣が生まれた時期は?/子どもに話したい雑学(41)

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結婚指輪を左手の薬指にはめるのはなぜ?

『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』41回


子どもに今すぐ話したい「タメになるうんちく」!

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「子どもにすごいって思われたい」「日々のコミュニケーションの中で色んなことを教えてあげたい」そんな方に、わかりやすく、楽しみながら「タメになるうんちく」をご紹介。

それでは、学校では教わらないけれど子どもに話したい雑学を見ていきましょう!

※本記事は多湖輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました

結婚指輪はなぜ左手の薬指にはめるのか?


左手の薬指に指輪があるかどうかで、相手が結婚しているかどうかを判断する人も多いのではないだろうか。

結婚で指輪を取り交わす習慣は、古代ローマ時代に起源があるそうだ。当時は商習慣で取引が成立すると指輪が交換された。結婚もある種の契約なので、そこから派生して指輪を交換することになったというのだ。

では、結婚指輪を左指の薬指にする習慣はいつ生まれたのか。

11世紀頃にはカトリック教会が結婚指輪に祝福を与える儀式をはじめ、この時に左手の薬指にはめる習慣が生まれたといわれている。ただし、当時はそれほど厳密な決まりではなかったようだ。その後、「左手の薬指は、愛の血管で心臓と結ばれている」「もっとも心臓に近い血管が通っている」といった説が生まれ、二人を結ぶ愛の証として指輪が使われるようになった。

日本では、指輪は幕末にオランダから長崎にもたらされた。はじめは遊女の間で流行し、やがて庶民にも広まったとされる。もちろん、それは装身具としての指輪。結婚指輪が広まるのはもっとあとのことだ。明治に入り、欧米との交流が盛んになるにつれて、ようやく普及するようになった。

監修=多湖 輝/「頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学」(KADOKAWA)

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