真っ暗な自宅にこっそり帰宅。オレが働いてローンを払ってる家なのに(5)

#くらし 
なるべく音をたてないように

『妻が口をきいてくれません』5回【全14回】


夫婦げんかはよくある話ですが、お互いに口を聞かず冷戦状態になってしまうと、仲直りはそう簡単にはいかないもの。

野原広子さんが描く『妻が口をきいてくれません』では、ある日突然妻に口を聞いてもらえなくなった夫が登場します。妻、娘、息子の四人家族として、ごく平和に暮らしていたはずなのに、妻が怒っている理由がまったくわからない! 妻との会話がなくなり、3日、2週間と時は過ぎ…。
家事、育児は普通にこなしているし、お弁当も作ってくれる。大喧嘩した覚えもない。違うのは、必要最低限の言葉以外、妻から話しかけてこないことだけ。

第25回手塚治虫文化賞短編賞を授賞した話題作『妻が口をきいてくれません』(集英社)から「真っ暗な自宅にこっそり帰宅。オレが働いてローンを払ってる家なのに」をお送りします。

なぜ妻は口をきかなくなったのか?――二人の行動が紐解かれていくたび、夫婦にとって大切なことが見えてきます。

妻が口をきいてくれなくなって3日目に仕方なく謝ってみたものの、妻の態度は変わりません。会話のない生活は3カ月続きましたが、妻と和解の糸口はまったく見えないまま。誰かに相談することもできず、外で他の家族が話すたわいのない会話を耳にしては落ち込む一方。この日も、憂鬱な気持ちを抱えて帰宅すると…。

※本作品は野原広子著の書籍『妻が口をきいてくれません』から一部抜粋・編集しました

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