「一日家にいるんだからできるでしょ?」育児の大変さを分かろうとせず小言を言い続ける夫(8)
『妻が口をきいてくれません』8回【全14回】
夫婦げんかはよくある話ですが、お互いに口を聞かず冷戦状態になってしまうと、仲直りはそう簡単にはいかないもの。
野原広子さんが描く『妻が口をきいてくれません』では、ある日突然妻に口を聞いてもらえなくなった夫が登場します。妻、娘、息子の四人家族として、ごく平和に暮らしていたはずなのに、妻が怒っている理由がまったくわからない! 妻との会話がなくなり、3日、2週間と時は過ぎ…。
家事、育児は普通にこなしているし、お弁当も作ってくれる。大喧嘩した覚えもない。違うのは、必要最低限の言葉以外、妻から話しかけてこないことだけ。
第25回手塚治虫文化賞短編賞を授賞した話題作『妻が口をきいてくれません』(集英社)から「『一日家にいるんだからできるでしょ?』育児の大変さを分かろうとせず小言を言い続ける夫」をお送りします。
なぜ妻は口をきかなくなったのか?――二人の行動が紐解かれていくたび、夫婦にとって大切なことが見えてきます。
夫が謝っても、口をきいてくれない妻の態度はまったく変わらず…。家族の「たわいのない会話」がまったくないまま、とうとう1年が経ってしまいました。しかし、11年前を思い返せば確かに幸せな日々がありました…。
※本作品は野原広子著の書籍『妻が口をきいてくれません』から一部抜粋・編集しました
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