「肌」と「髪」のお悩み第1位は? 家事も子育ても忙しい主婦に聞いてみた!

#くらし   
子育て主婦が美容にかけるお金と時間

家事に育児にと忙しく、つい自分のことは後回しになりがちな私たち。こと美容に関しても、独身時代に比べて時間もお金もかけられていないという人も多いのではないでしょうか?子どもがいると、なかなかお手入れ時間が取れなかったりするけれど、やっぱりキレイでいたいという気持ちは変わらないもの。そこでレタスクラブでは、美容に関する意識についてレタスクラブアンケート部の皆さんに尋ねました。(2021/12/24~2022/1/10実施:回答者1183人のうち「女性・既婚・子どもあり・23歳~50歳」276人の回答を抽出)。美容に関するお悩みから、美容にかけられる限度額まで、リアルな実情に迫ります。

皆さんの美容情報源は?

まずは、どの程度「美容」について興味関心があるのかを尋ねたところ、「非常に関心がある」「関心がある」と答えた人が合わせて約7割。美容への興味関心が高い人が多いことがわかりました。いっぽうで、「あまり関心がない」「全く関心がない」と答えた人にその理由を聞いてみると、「お金がかかる」「時間がかかる」「面倒」という意見が大半。やはり子育て中で時間やお金の制約が大きいことが、美容への興味関心にも影響を及ぼしているようでした。

では、美容に関する知識はどこから得ているのでしょう?「美容に関心がある」と答えた人に聞いてみたところ、以下のような結果となりました。

「美容」に関して参考にしているものはありますか?ある場合は以下より選んでください。(複数回答可)

1位 インターネット…114票(60.0%)
2位 雑誌…106票(55.6%)
3位 TV…82票(43.2%)
4位 口コミ…73票(38.4%)
5位 店頭…71票(37.4%)
5位 Instagram…71票(37.4%)
7位 YouTube…51票(26.8%)
8位 ブログ…26票(13.7%)
9位 TikTok…5票(2.6%)
10位 その他…4票(2.1%)



手軽に情報を得られるインターネットが1位でしたが、雑誌やテレビもまだまだ主力な情報源のよう。「美容情報を友達と交換したり、美容雑誌を読んだり、気になる事は検索し知識をつける」というように、情報が溢れている今の時代だからこそ、ひとつの情報に偏ることなく、複数の媒体を活用して情報収集していることがわかりました。美容にかかるお金は決して安くはないだけに、慎重に選びたいという気持ちが読み取れます。

「美容」にかけられるお金と時間

では実際に、「美容」にどのくらいのお金と時間をかけているのでしょう?

ひと月に美容にかけられる金額

ひと月あたり「美容」にかける金額はどのくらいですか?(※美容室にかける金額は除く)

0~1,000円…85票(30.8%)
1,001~2,000円…56票(20.3%)
2,001~3,000円…44票(15.9%)
3,001~5,000円…38票(13.8%)
5,001~7,000円…8票(2.9%)
7,001~10,000円…34票(12.3%)
10,001円~…11票(4.0%)


ひと月あたりの美容にかける金額は、約半数が2,000円以下、約8割が5,000円以下でした。ちなみに、この金額には含まれていない美容室にかけるお金についても聞いてみたところ、過半数が「1回あたり5,000円以下」と回答。この金額だとおそらくヘアカットのみのオーダーと考えられるため、ヘアカラーなどはセルフで行っている人が多いのかもしれません。

次に「美容」にかけられる時間について聞いてみました。

あなたが1日あたり「美容」にかけてもよいと思う時間はどのくらいですか?

~1分…10票(3.6%)
~5分…52票(18.8%)
~10分…83票(30.0%)
~15分…39票(14.1%)
~20分…30票(10.9%)
~30分…45票(16.3%)
30分~…17票(6.2%)


半数以上が1日にかける美容時間を「10分以下」と回答。やはりタスクに追われて、なかなか美容に時間を割けられないのが実情のようです。そんな私たちの強い味方が時短ケア。「子育てや仕事もあって以前より時間がかけられないため、素早く使えるオールインワンを愛用しています」など、忙しい子育て世代にとっては、メイクやスキンケアも「時短」が人気のようでした。

加齢、出産、ストレスによる肌トラブルが多発

多くのお金や時間は費やせないながらも、「美容」への高い関心を持つ皆さんに、「美容」に関する悩みでもっとも解決したいものは何かを、「顔」と「髪」に分けて聞いてみました。まずは「顔」についてのお悩みトップ5をコメントと共に紹介します。

しみ、しわ、乾燥などの肌トラブルに悩む子育て世代のママたち

【1位 しみ…95票(34.4%)】
・「見た目年齢がグンと上がる」
というように、あるだけで一気に老けた印象になってしまう「しみ」が、悩みの中で断トツのトップ。
・「年齢とともに、増えてきて、濃くなってきた」
・「妊娠してからしみ、そばかすが一気に増えてしまい、とっても気になっています」

など、経年変化のみならず、産後に「しみ」が増えたという声が多く寄せられました。

【2位 しわ…37票(13.4%)】
・「ほうれい線が濃くなり気になっています」
・「マスクでも隠せないおでこのしわに悩んでいます」
・「目元のしわに、ファンデーションが入り込み目立ってしまう」

など、「しみ」と同様、老け顔の要因となる「しわ」に悩んでいる人も多数。しかも、コンシーラーなどでなんとか隠せる「しみ」に比べ、メイクでは隠しにくいことから、「解決方法がわからない」と嘆く声も聞かれました。

【3位 乾燥…36票(13.0%)】
「しわ」とほぼ同じくらい悩んでいる人が多かったのが、「しわ」の要因にもなる「乾燥」。もともとの乾燥肌という人だけでなく、「歳を重ねるにつれ肌が乾燥しやすくなってきた」と感じている人も多く見られました。また、
・「化粧をしても、ムラができて浮いてしまいがち」
・「保湿クリームを塗っても長続きしない」

など、スキンケア上の悩みも多く寄せられました。

【4位 たるみ…30票(10.9%)】
・「アラフォーになって、ほうれい線が目立つようになったから」
・「たるんだことで老けて見え、あごのラインもシャープに見えず顏の輪郭が大きく感じる」
・「二重あごが気になってきたから」

など、フェイスラインの崩れが気になり、リフトアップしたいとの声が多く寄せられるいっぽう、「年齢とともに、重力には逆らえないと感じています」と半ばあきらめモードな人も。

【5位 ニキビ・肌荒れ…21票(7.6%)】
・「家事や育児で忙しく睡眠不足なので、どうしてもニキビができてしまう。ひとつでもできると1日中へこむ」
・「ホルモンバランスのせいか、あごの吹き出物が月の2/3出ている状態。今はマスクで隠せているのでいいが、マスクなし生活になったときが不安で仕方ない」
・「生理前などにニキビが増え悪化することが多い」

食事内容や生活習慣、疲労やストレスなど、様々なことに影響を受けやすいのが「ニキビ」や「肌荒れ」。他の悩みと違って、皮膚科で薬を処方してもらって治すという人が多くみられました。ただし、一旦良くなってもまた繰り返すという、負のループに入ってしまっている人も多いようでした。

アンケートの結果、「しみ」「しわ」「たるみ」など、加齢による変化を実感している人が多いことがわかりました。そんな私たちが注目すべき美容は、やはりエイジングケア。10代の肌には戻れなくとも、「肌の状態ひとつで印象が変わる」「素敵に年を重ねていきたい」との想いから、ケアにいそしんでいるようです。

そこで、これらの悩みを解決するためにいくらまでなら出せるのか、その限度額を聞いてみたところ、「1,000円まで」が24.3%、「5,000円まで」が38.4%、「10,000円まで」が21.2%という結果に。クリニックに通うとすぐにこの金額は超えてしまうため、なんとかセルフケアで悩みを解決できないかと模索しているのでしょう。常にアンテナを張り、複数の媒体から情報収集を行うのも、低コストハイリターンなケアを探し求めたいという気持ちの表れなのかもしれません。

白髪、薄毛、パサつき…。産後に髪質の劣化を痛感

次に、髪についての悩みも聞いてみたところ、以下のような結果となりました。

白髪やパサつきなど、髪に関する悩みも年齢と共に増加

【1位 白髪…83票(24.6%)】
・「染めても染めても時間がたつと根本が白くなる。白髪があると一気に老け見えする」
・「抜いてはいけないと分かっていても気になるので抜いてしまう」
・「白髪の量が増えて、頻繁にセルフリタッチしている。これをずっと続けなきゃと思うと面倒に感じる」

など、染めても染めても伸びてくるいたちごっこの闘いに、疲弊しているよう。「部分的なので自分で染めますが、髪色と合わず浮く」と、セルフケアに難しさを感じている人もいました。

【2位 パサつき…37票(13.4%)】
・「産後アラフォー、ひどくなった」
・「産後、本当に髪の毛の傷みがひどくなったので改善したい」

など、産後の体質の変化からか、肌と同様に髪も乾燥する人が増えているようでした。また、
・「髪にまとまりが無く、キレイに見えない」
・「パサついて広がるので外に出るときは一つ縛りにすることが多くなります」
・「毎朝セットに時間がかかる」

など、髪のパサつきにより、ヘアスタイルが決まらないことを嘆く声も。

【3位 くせ毛…38票(11.3%)】
昔からの悩みとして挙げている人が多かった「くせ毛」。
・「どうしても髪がはねるので、アイロンをしなくてもいい状態にしたい」
・「3ヶ月~6ヶ月に1回縮毛矯正しているが、時間もお金もかかる」
・「ちゃんとドライヤーなどすればいいのですが、子どもと寝落ちすることも多く、自分でしっかり手入れも出来ず…。美容室で教えてもらっても、いざ自分でやるとなると上手くいかないので困ります」

など、お手入れの大変さは、忙しい子育て世代にとっては、かなり重荷となっているよう。また、どうにかセットしても「湿気に弱く、雨の日はぼさぼさに広がる」など、頑固なくせ毛にお手上げ状態の人も。

【4位 うねり…32票(9.5%】
「くせ毛」と同様に、湿気が多いとうねりもひどくなるという声が多数。
・「うねりのせいで髪型が決まりません」
・「前髪に変な分け目ができてしまって思うようにスタイリングができない」
・「ヘアアイロンは時間もかかるし髪も痛むから、できればアイロンせずに済む方が良い」

など、髪の毛のセットに苦労している様子が感じられました。

【5位 ボリュームがない…22票(6.5%)】
もともと毛量が少なかったり、髪質が細かったりという人だけでなく、
・「最近、抜け毛や髪が細くボリュームがなくなってきたのが悩みです」
・「産後に髪が抜けまくってボリュームダウンしたので、帽子がないと外に出られなくなりました」

など、産後の抜け毛や経年変化で「髪の毛が薄くなった」と感じている人も多数。中には、「これからはウィッグを考えています。シャンプーやローションなどで、増毛できたらありがたいです」という意見も。確かに、サロンでの増毛はお金もかかるし、伸びたらメンテナンスも必要と、私たちにとっては少々ハードルが高いもの。白髪を目立たなくするシャンプーもあるように、髪にボリュームを持たせるシャンプーなどもあれば、普段のケアとして手軽に使えそうですよね。また、ウィッグでいろいろな髪型にチャレンジしてみるのも楽しいかもしれません。

6位以降は、「抜け毛」「地肌の悩み」「切れ毛」と続きますが、髪の悩みについては全般を通して、出産後にその劣化を実感するというコメントが多く寄せられました。そこで、髪の悩みについても、解決するために出せる上限額を聞いてみたところ、「1,000円まで」が22.8%、「5,000円まで」が47.1%、「10,000円まで」が21.7%という結果に。「白髪染め」や「縮毛矯正」など、美容室でこれらの悩みを解決するためのメニューにかかる金額が反映されていると考えられます。

家事や育児に時間をとられ、なかなか自分のための美容時間を確保できない私たち。でも、その高い情報収集力と美容意識で、すき間時間に自分を磨くことも忘れていませんでした。美容に関する悩みとも向き合い、忙しい中でもケアし続けているのは、「女性として素敵に年を重ねたい」という想いの表れに違いありません。


文=酒詰明子

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