介護離職をどう防ぐ?仕事を辞めずに親の介護と向き合う/安藤なつの「知っトク介護」(3)

安藤:介護のために仕事を辞めると、えらいことになる!というのはわかりました。でも、介護のために休んだり、遅刻したりが増えると、仕事でかかわる周りの人たちに迷惑をかけそうな気が…。
太田:はい。会社に迷惑をかけるからと、離職を決意する人もいるようです。でも、仕事をサボっているわけではないですから、まずは上司に相談してみるなど、とにかく介護についてオープンにすることが大切です。
安藤:介護って、ネガティブなイメージがあるから、人に言いにくい気がしますが、思い切ってオープンにすることが大切なんですね
太田:それに、日本では、介護を理由に仕事を休めることが法律で定められているんですよ。

安藤:法律で決まっているんですか!知らなかった!
太田:絶対覚えておいて欲しい制度として、主に2つの制度があります。1つ目は「介護休業制度」。介護対象者1人につき、通算 93日までお休みすることができます。原則、2週間前までに書面などで勤務先に申請することで、使えるようになります。93日連続で休むこともできるし、上限 3 回まで分けて使うこともできます。2つ目は「介護休暇制度」で、介護対象者が1人なら、年5日、2人以上なら、年10日までとることができます。介護休暇は、会社に「休ませてください!」と申し出れば使うことができ、時間単位でとることもできます。どちらも、必要な勤続期間を満たせばパートやアルバイトでも使うことができます。
安藤:介護で仕事を休める法律。なんだか心強い!
太田:そうですよね。その法律は、「育児・介護休業法」として定められていて、時短勤務や残業の免除、 フレックスタイム制の導入など、さまざまな働き方をしながら、仕事と介護を両立できるように、国も会社も応援しています。
その他介護で仕事を休める法律
・時短勤務(1日6時間勤務など)
・フレックスタイム制
・時差出勤
・残業の免除
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