【プロおすすめの計量カップ4選】お菓子の計量に必須!計量カップを選ぶときのポイントとは?

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お菓子づくりにはいくつかの道具が必要です。初心者は、何を買っていいのか、どういうものを選べばいいのかがわからなくて、一式揃えるのもひと苦労。そこで、お菓子づくりのプロであり、数々のお菓子レシピ本を発表している森崎繭香先生にご相談!つくる前に揃えておきたい基本的な道具をご紹介します。今回は「計量カップ」です。

森崎繭香先生

森崎繭香(もりさき・まゆか)
お菓子・料理研究家。シンプルな材料とだれでも失敗なく再現できる、今どきのスイーツが大好評。人とワンコが仲良くいっしょに食べられる、無添加おやつのオンラインショップも運営している。

計量カップの特徴と選び方

どんなときに使うの?

牛乳や水など、「ml」や「カップ1杯」などと表記される液体の量をはかるときに使います。

材質によるメリット・デメリット

計量カップには、大きく分けてプラスチック製、ガラス製、ホーロー製、金属製の4種類の素材があります。それぞれの素材の特徴を押さえておきましょう。

プラスチック製

比較的安価で、軽くて割れにくいので、小さいお子さんと一緒にお菓子づくりをするときにも安心です。
一方で、細かいキズがつきやすく、食材の色やニオイが移ってしまいがち。キズが多いと余計にニオイが残るので、定期的に買い換えましょう。

ガラス製

キズがつきにくく、色やニオイも移りにくいので、お手入れしやすいのがメリットです。耐熱性のあるものはレンジや食洗機でも使えます。
ただ、衝撃を与えると割れたり破損したりするので、取り扱いには注意してください。

ホーロー製

カラフルでデザインがおしゃれなため、インテリアとしても人気が高い。直火調理ができるものもあるので、ちょっとミルクを温めたいときなどにも便利です。
とはいえ、透明な素材ではないので、目盛りが読みにくいのが難点です。斜め上からのぞくように計量する必要があります。衝撃にも強くありません。

金属製

キズやニオイがつきにくく、耐久性にすぐれているので長期間使えます。耐熱性も高いので、熱湯を注いでもOK。
ただし、サビや腐食が起きやすいので、使ったあとはきれいに洗って水気をよく拭き取ってください。

選ぶならどんなものがいいの?

料理に使っているものがあれば、それを流用してかまいません。新しく購入するなら、目盛りが見やすいので、透明なガラス製やプラスチック製がおすすめです。耐熱ガラス製であれば、冷たい牛乳を入れてそのままレンジにかけたり、熱い液体を入れたりもできます。
200~300mlまではかれるものが多いですが、プリンやゼリーをつくりたい方は、500mlまで入る大きめサイズもあると便利。というのも、プリンなどの生地を型に分け入れるとき、鍋から直接型に流すとこぼしやすいのですが、一旦計量カップに移して入れると、きれいに注げるからです。

計量カップの正しい測り方

計量カップは平らなところに置き、真横から目盛りを確認します。ホーロー製など不透明な素材は、斜め上から確認してください。粉末をはかる場合は、スプーンなどを使ってカップに入れ、底をとんとんと調理台に打ちつけ、表面を平らにならしてから目盛りを見るようにします。


計量カップのおすすめ商品


HARIO(ハリオ)メジャーカップワイド200ml

HARIO(ハリオ)メジャーカップワイド200ml

小麦粉、液体など、はかる用途に合わせた黒と赤の2色の目盛りは、上からのぞいたときに見やすく、わかりやすい。毎日使用しても丈夫な肉厚ガラスを使っているので、熱湯を入れたり、電子レンジにかけたりできますし、食器洗い乾燥機でも使えます。口が広くて洗いやすいのもポイントです。500mlサイズもあります。



OXO(オクソー)アングルドメジャーカップ(中)500ml

OXO(オクソー)アングルドメジャーカップ(中)500ml

分量多めのレシピに使いやすい500mlサイズ。傾斜のついた内側の目盛りを上から見るだけで、簡単に計量できます。持ち手は柔らかくて滑りにくく、持ちやすいグリップには親指を添える位置もデザインされています。目盛りはmlとcupの両方で表記。250mlや1000mlサイズもあります。



パール金属 耐熱計量カップ 200ml

 パール金属 耐熱計量カップ 200ml

取っ手が大きく、持ちやすいプラスチック製の軽量カップ。裏と表についた目盛りは10ml単位まではかれ、上白糖や薄力粉の計量目安ラインもあります。食材がはっきり見えるブラックカラー、熱湯を入れてもOKの耐熱仕様なので料理にも使いやすく、食器洗い乾燥機にも対応しています。



貝印どこでも注げる耐熱計量カップ200ml

 貝印どこでも注げる耐熱計量カップ200ml

注ぎ口がなく、どこからでも注げる、液だれしにくい形の計量カップです。プラスチック製で、耐熱温度は100℃まであり、熱湯にも使える耐熱仕様になっています。





計量カップは、正確にはかれるものなら、値段が手頃な商品を選んでかまいません。料理にも使いやすいもの、目盛りが見やすいものをチョイスするといいと思います。


取材・文=春日あずさ

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