反り腰はNG! 自然とお腹が引き締まる正しい背筋の伸ばし方を伝授/あぶら身を落とすきくち体操(5)

それは「背すじを伸ばしている」のね?

老化のサインは足に出る!? あなたは大丈夫? 中年体型ボディチェック/あぶら身を落とすきくち体操
『40代から始めよう! あぶら身をごっそり落とすきくち体操』5回【全8回】


お気に入りだった洋服を久々に着てみたら「なんか変?」と違和感を覚えたことはありませんか? 意識して体を動かさなければ、加齢と共に筋肉があぶら身に変わり、体型はだらしなく変化してしまいます。
お腹ぶよぶよ、二の腕たるーん、肉厚の背中、垂れてきたお尻…思い当たるフシがある人は、今日から「きくち体操」を始めてみましょう。

80代後半にしてしなやかな体をキープする菊池和子先生が提唱する「きくち体操」は、「やせる身体」ではなく、「育てる身体」「変わる身体」を目指す体操術。イスに浅く腰掛けて5本の足指をギューッと握るなど、無理なく続けられる体操を習慣にすれば中年体型がみるみる見違える…!『あぶら身をごっそり落とす40代からの「きくち体操」』から、「反り腰はNG! 自然とお腹が引き締まる正しい背筋の伸ばし方を伝授」をお送りします。

正しい姿勢&簡単な体操で、キュッと引き締まった若見えボディを目指しましょう。

※本作品は菊池和子著の書籍『40代から始めよう! あぶら身をごっそり落とすきくち体操』から一部抜粋・編集しました

あぶらみちゃん(左)と菊池和子先生

あぶらみちゃん(左)

菊池和子先生の一番弟子であるブタの妖精。日本の、特に若い女性たちの衰えを本気で心配している。気になる女子にグイグイ声をかけて日々指導にあたる。シッポとまつげにおしゃれ魂をぶつける。

「背すじを伸ばす」=「お腹をひく」ことよ!!


「背筋を伸ばした」つもり


背すじを伸ばせば、体があぶら身だらけかどうか一瞬にしてわかるわ。地獄の関所ね。

背すじを伸ばしているときの体は、お尻や脚といった「下半身の筋肉」、そして何より「腹筋」を使っているかが最重要なの。

約5〜6㎏もある頭をのせた背骨は、ただでさえ前かがみになりがち。そうならないよう、腹筋と背筋、下半身の筋肉が支えているの。でも、ついついラクな体勢を取ってしまうが人間の業。すると、それらの筋肉が使われないから、自然と前かがみ姿勢になってくるの。

「私はそこまでおばあちゃんじゃない」ですって? 

自覚はなくても、使われなくなった二の腕、お腹、お尻や太ももの筋肉は、すでにあぶら身と化して垂れてきているはずよ! だから、久しぶりに「背すじを伸ばそう」とすると、つい背骨を意識してしまって、腰に負担がかかる姿勢になってしまうのよ!

姿勢のポイントは「肩甲骨を下げて、お腹を引く」よ。これはすべての動作の、そしてこの連載で紹介する『あぶら身をごっそり落とす体操』の基本でもあるの。この感覚を身につけると、効果もテキメンにあらわれるわ。

背すじを伸ばす!


すべての動作、体操の基本となる「お腹を引く」感覚は、一生の財産よ!

1 お尻を寄せる


お尻の筋肉を内側に寄せるようにグッと引き上げて、そのままキープ。

お尻の筋肉を内側に寄せるように


2 肩を少し後ろに引く


両肩を1センチほど後ろ側に引くと、前かがみになっていた上半身が自然と引き上がる。

肩を少し後ろに引く


3 肩甲骨を下げる


肩甲骨を1ミリ下げるようにすると、まず胸に力が入って上向きに開く。

肩甲骨を下げる


4 自然とお腹が引ける


肩甲骨に引かれるようにして腹筋が使われ、腹部をぴっちりと覆う感覚がわかるはず!

自然とお腹が引ける



著者:菊池 和子(きくち かずこ)さん

1934年生まれ。 日本女子体育短期大学卒業。 体育教師を経て「きくち体操」を創始し、以来50年以上、毎日の授業、ラジオ、テレビ、講演などを通して指導にあたる。
きくち体操は川崎を本部とし、東京、神奈川の直営スタジオのほか、東京、神奈川、埼玉、大阪、兵庫、名古屋のNHK、朝日、よみうり、高島屋等主催の各カルチャースクールにスタジオを持つ。
著書に 『はじめての「きくち体操」』(講談社)、 『寝たままできる! 体がよみがえる!! きくち体操』(宝島社)など。

監修=菊池和子、マンガ=熊野チコ/『40代から始めよう! あぶら身をごっそり落とすきくち体操』(KADOKAWA)

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