たっぷりしみた煮汁がじんわりおいしい「油揚げ時雨煮」/笠原将弘の「常備菜大事典」(9)

大人気料理人の「賛否両論」笠原将弘さんが、普段の食卓におすすめするのが日々頼りになる「常備菜」の数々。
長年にわたるお店での仕込みの技と手法による作り方は、どれもが手軽な材料で作ったとは思えない、一度作ったら二度も三度も食べたくなるおいしさに溢れています。
料理人歴30年以上を誇る笠原さんが、いまだからこそ提案したい日々に使える常備菜と、その展開料理をご紹介します。野菜・肉・魚介・乾物…といった素材別で紹介するので、「今日はこの素材で作ろう」と思ったらすぐに作れます!
今回は「乾物」を使った常備菜「油揚げ時雨煮」のレシピをご紹介します。
※本記事は笠原将弘著の書籍『賛否両論 笠原将弘 常備菜大事典』から一部抜粋・編集しました
油揚げ時雨煮
油揚げにたっぷりしみた煮汁のうまみ、油揚げのコク、しょうがのキリッとした味わいが続く幸せ

◆材料(作りやすい分量)
油揚げ… 5枚
しょうが… 40g
A
だし汁… 3/4カップ
酒… 大さじ6
しょうゆ… 大さじ3
みりん… 大さじ6
1 鍋にたっぷり湯を沸かし、油揚げを1枚ずつ入れて10秒ずつゆでる。ざるに上げて水けをきり、手ではさんで軽くしぼって短冊切りにする。
2 しょうがはせん切りにしてさっと洗う。
3 鍋に1、2、Aを入れ、強火にかける。煮立ったら中火にし、たまに混ぜながら汁けが少し残るくらいまで煮る。火を止め、そのまま冷ます。
きつねご飯
ガリをきかせた酢飯風ご飯に、のりをちらして油揚げ時雨煮をのせるだけでこの通り。あぁ、作っておいてよかった、と毎度思わせてくれます

◆材料(2人分)
絹さや… 6枚
塩… 少々
ガリ(市販品)… 30g
ご飯(温かいもの)… 400g
白いりごま… 大さじ1
刻みのり… 適量
油揚げ時雨煮… 1枚分
1 絹さやは筋を取って熱湯でさっとゆで、塩をふって冷まして斜め半分の長さに切る。ガリはみじん切りにする。
2 ご飯にガリと白ごまを加え混ぜ、器に盛る。
3 刻みのりをちらして、油揚げ時雨煮、絹さやを順にのせる。
レシピを参考にするときは
・塩は精製されていないもの、砂糖は上白糖、みりんは本みりん、酒は日本酒を使用しています。
・油は特に表記がない場合、サラダ油を表します。
・火加減は特に表記がない場合、中火を表します。
・野菜類は特に表記がない場合、皮をむいていること、種やへた、筋などを取り除いていることを前提としています。
・赤唐辛子は種を取っていることを前提としています。
・水けはペーパータオルでふいています。
・作り方にある「1時間以上おく」、「1日おく」などは、味を含めたり、なじませたりするための工程です。
・鍋中、またはボウルや容器などでそのまま数時間味をなじませる場合、特に指定のない限りは常温を指します。夏場は特に指定がない場合でも冷蔵室に入れてください。
・常備菜の保存は特に表記がない場合、清潔な保存容器に入れ、冷蔵室で3〜4日間保存可能ですが、冷蔵室の状態、保存容器の状態によっても異なりますので、それぞれご自身で確認して保存してください。保存可能な期間が例外についてのみ、レシピあとに記載しています。
・保存容器はアルコール消毒するなどした清潔なものを使用してください。ふたはいずれも粗熱がとれてからしてください。
・オーブンは熱源の種類やメーカー、機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながらレシピを目安にご自身で加減してください。
著=笠原将弘/『賛否両論 笠原将弘 常備菜大事典』(KADOKAWA)
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