社交界よりも「困っている人のために働きたい」。胸に秘めた思いを聞いてくれた人【看護に生きた戦場の天使ナイチンゲール】（7）

クリミア戦争での献身的な活躍から「クリミアの天使」と呼ばれ、統計学を使って医療に改革を起こすなど、生涯をかけて看護の基礎を築いた看護師、フロレンス・ナイチンゲール。しかしその人生は、波乱に満ちたものでした。
今から約200年前、イギリスの上流階級の家に生まれ、なに不自由ない環境で育ちますが、好きなことはダンスやドレスよりも本や勉強という「変わった子」。『まんが人物伝 ナイチンゲール 看護に生きた戦場の天使』から、若き日のエピソードをお送りします。

慈善活動で村人の貧しい暮らしを目の当たりにして以来、自分とはまるで違う境遇の人々がいることに心を痛めていたナイチンゲール。華やかな世界に身を置いても、その人たちのために自分ができることは何なのかと答えを探し続けていました。

※本記事は監修／金井一薫、まんが作画／さくらの書籍『まんが人物伝 ナイチンゲール 看護に生きた戦場の天使』から一部抜粋・編集しました