「このままでは前に進めない…」失意の中、旅に出たローマで人生の転機となる奇跡の出会いが【看護に生きた戦場の天使ナイチンゲール】（11）

クリミア戦争での献身的な活躍から「クリミアの天使」と呼ばれ、統計学を使って医療に改革を起こすなど、生涯をかけて看護の基礎を築いた看護師、フロレンス・ナイチンゲール。しかしその人生は、波乱に満ちたものでした。

今から約200年前、イギリスの上流階級の家に生まれ、なに不自由ない環境で育ちますが、好きなことはダンスやドレスよりも本や勉強という「変わった子」。裕福な家庭の女性が働くこと自体「みっともない」とされた時代に看護の大切さに気づき、「人の役に立つ」仕事に生きると決意します。『まんが人物伝 ナイチンゲール 看護に生きた戦場の天使』から、彼女の人生の大きな転機となったエピソードをお送りします。

看護師になるというナイチンゲールの告白に、家族は大反対。それでも諦めず寝る時間を削って密かに勉強を続けますが、無理がたたってとうとう倒れてしまいました…。

※本記事は監修／金井一薫、まんが作画／さくらの書籍『まんが人物伝 ナイチンゲール 看護に生きた戦場の天使』から一部抜粋・編集しました