「ママ友って必要?」人付き合いに悩んだら「ママ友付き合いのミニマル化」のすすめ

#くらし   

新生活による怒涛の1学期も終わり、ようやく子どもたちも新しい環境に慣れてきてほっとしつつも、PTA活動や学校行事など、2学期からは親同士の付き合いもまた増えてくる…
そうなると避けて通れないのが「ママ友問題」です。

幼稚園や学校での情報交換ができたり、家族ぐるみのお付き合いに発展したりというメリットはあるものの、気が合わない人との付き合いはかなり気を使うし、トラブルに巻き込まれて大変な思いをしたなんて話もあるくらい。

「ママ友付き合いが面倒くさい」
「一緒にいるママ友が実は苦手で……」

そんなお悩みの声に「モノも人間関係もがんばるを捨ててスッキリ」をモットーにSNS等で活躍されているミニマリストのあぽんさんに「ママ友付き合いのミニマル化のすすめ」について聞いてみました

物も人間関係もスッキリしている方がラクチン

物も人間関係もスッキリしている方がラクチン

実は、あぽんさんは汚部屋出身という異色の経歴を持つミニマリスト。
「それまでは、片づけなきゃという意識さえなかった」というあぽんさんは、おしゃれが大好きで、靴だけで100足、服は600着…気がついた時には部屋中に物があふれていたそう。

ある日、「まるで物に支配されているみたい。このままじゃ自分が自分じゃなくなる!」と一念発起し、一つひとつの物としっかり向き合って捨てる生活を始めました。

今では通年たった20着の服で暮らしもおしゃれを楽しむミニマルな生活を実践しながら、SNS等でその生活を投稿し、36万人を超える多くのフォロワーに支持されている人気のインスタグラマーです。

物と向き合うというのは、「いるもの」「いらないもの」の線引きをしっかりと決め、自分に必要のないなら捨てること。
そしてそれは物だけでなく、人間関係も同じ。
スッキリしている方がラクチンなんです

「自分自身が幸せになれるか」を考えて

「自分自身が幸せになれるか」を考えて

それでは「線引き」って何でしょう?
人と人の関係は、ゆっくり育てていくことができればいいけれど、一年毎にクラス替えが行われることもある場所での付き合いでは、そんなのんびりしたことは言っていられません。

そこで大切にしたいのは「第六感」
「何か合わなさそう」「この人とは揉めそう」という感覚は、結構当たっていることが多いものなんです。

子どものため。家族のため。
色々と考えて我慢してしまいそうになっても、「この関係で自分自身が幸せになれるのか」を線引きのキーワードにして、第六感を働かせてみましょう。
無理な関係になりそうなら、出来るだけ最初から距離を置くのがベストです。

相手から強引に誘われても、ちょっと忙しそうな振りをしてみたり、早めに別の予定を入れたりして、やんわり断ってやり過ごしましょう。
一番おすすめするのはきちんと断ってしまうことですが、いきなりは難しいもの。
そんな時には「この人忙しそうだな」と思わせることも距離を取りやすくするテクニックです。

幼稚園や学校は「子どもが主役」を忘れずに

幼稚園や学校は「子どもが主役」を忘れずに

PTAの役員や幼稚園のお手伝いで集まる機会が増えるほど、揉め事は起きがちなものです。
グループLINEに延々と続く雑談もどう反応していいか困るし、適当に相づちを打っていると、いつの間にか「〇〇さんもそう言っていたよ」なんてとばっちりにあってしまうことも。

そんな時には、そもそもママ友という言葉の通り、普通の友だちではなく、子どもが主役の集まりなんだと割り切るのも一つの方法です。

授業参観やこども会、子どものイベントなど、保護者が目立つ必要はありません。
あくまでも「子どもが主役」。
自分はただの脇役だと思ってサポートする姿勢だけは崩さず、頼まれた仕事はきちんとこなし、グループLINEも大事な用事だけに返事して、それ以外はササっと退散…。

このスタンスを崩さず、淡々と過ごしていれば、「愛想はないけど、真面目で良い人」という立ち位置で過ごせますし、少し時間はかかるかもしれませんが、最終的には揉めずにフェイドアウトできるテクニックです。

一人を怖がらないで、楽しむこと

一人を怖がらないで、楽しむこと

ママ友の付き合いが面倒くさいなと思いつつも、ふと気がついた時には既に周りのお母さん同士でグループが出来ていて、何だか疎外感を感じる、なんてことはありませんか?

「友だちのいない私は変なのかもしれない」と授業参観の時も一人でいることが苦痛…こんな声もよく聞きます。

でも、一人でいることって変でもないし、特別なことでもないので安心してください。
そもそも授業参観などは、子どもの学校での様子を見に行くものです。

「先生はどんな授業をしてくれているんだろう」
「子どもはどんな風に過ごしているんだろう」
それさえ確認できれば目的は果たしたのですから、何の問題もありません。

そこから一歩離れれば、あなたには大切な家族や友人がいるのですから、用事を済ませたら、ささっと胸をはって家に帰りましょう。

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あぽんさん流「ママ友付き合いのミニマル化のすすめ」はいかがでしたか。

世間体や他人の価値観など、思い込みに邪魔されて、身動きできなくなることは意外と多いものです。

「若い頃は周りに合わせて我慢することもありましたが、今は無理をしないと決めています。
私にとって大切にしたいのは、家族と友人だから、そこを損なうような付き合いを増やす必要はないと思っています。大切なモノに囲まれて自由でいるために。
会社や学校、必要な人間関係を整理して、どこまでが無理しない範囲か線を引いて断ることも大切なことと思っています」とあぽんさん。

今ある家族や友人との関係を損なわないため、そして何より自分自身の心が健やかであるために、苦しくなったら「ママ友付き合いのミニマル化のすすめ」を思い出してみてくださいね。

イラスト=akane


【著者プロフィール】
ミニマリストあぽん
2014年5月WEARで 初代WEARISTA 認定される。ミニマルな生活を知り、600着あった洋服を20着に減らす。2015年Instagramを始め、2019年にはYouTubeを開設。
ミニマルファッションをはじめ、シンプルな暮らしや考え方の発信し多くの反響を得ており、SNS総フォロワーは36万人を超える。

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