【実話】朝起きたら妻が息をしていない…突然死で妻を亡くしたシングルファザーが語る「不思議体験」

#くらし   
家族がそろうのが待っていたかのように逝ってしまいました。37歳でした

YouTubeでシングルファザーの日々を発信している「りゅーちゃんねる」のりゅーすけさん。
前日まで元気だった奥さんのえいこさんが37歳で突然死。当時りゅーすけさんは38歳。息子のそうまくんはまだ2歳でした…。
悲しみに暮れるりゅーすけさんでしたが、突然死で妻を亡くした心境や、息子さんとの日々の暮らしをYouTubeで配信したところ、総計1700万回以上再生され、注目を集めています。
そのりゅーすけさんが妻を突然死で亡くした後に経験したという不思議な体験を教えてくださいました。

ベッドから落ちる音に目覚めた朝。妻が息をしていない…!

ある朝「ドン!」という大きな音で目が覚めたりゅーすけさん。
奥さんのえいこさんが寝返りをうったひょうしにベッドから落ちたと思ったのですが、数秒たちそのままだったため、心配になって見てみるとうつぶせのままのえいこさんが…。
「『ドン』という音で目が覚めました。最初は(あぁ寝返りをうって落ちたんかな…)くらいに考えていたのです。それが起き上がってくる様子がないので『おかしいな…』と思い、ベッドの脇をのぞき込んだらうつ伏せで倒れたままで…。とても苦しそうな顔をしていて、何度声をかけても返事はなかったのです。たまたま帰省していた看護師の姉が応急処置すると息を吹き返したように見えましたが、病院に搬送された先の病院の医師からは「覚悟をしてください。脳死状態ということになります」と告げられてしまいました。
もともと身体は強いほうではなかったというえいこさんですが、倒れる直前まで元気な様子で、体調の悪いといった予兆も見られなかったといいます。それが突然の脳死宣告。そんな現実をすんなり受け入れられるわけもなく、りゅーすけさん、隣で暮らす義父母、そして自分の両親、皆がえいこさんが目覚めると信じていたのですが…。

結婚8年目で誕生した息子をとにかく可愛がっていた妻

ネットの書き込みで知り合ったというりゅーすけさんとえいこさん。
子どもがいないまま結婚5年目を迎えた頃、「不妊治療をしたい」というえいこさんの希望もあり、妊活2年目で待望の妊娠。「男の子かな、女の子かな?」期待に胸を膨らませ、大喜びした二人でしたが、子宮外妊娠ということが判明。「何年も望んだ子を出さなければいけないのはつらい現実でした」とりゅーすけさん。

待望の妊娠、しかし子宮外妊娠だった

悲しみに暮れる2人でしたが、翌年、妊娠。結婚8年目に誕生したのが息子のそうまくんでした。
りゅーすけさんの日々は多忙ながらも充実していたといいます。奥さんのえいこさんは、自分が病気の時には病院に行くまでもないと言うのに、息子のそうまくんが調子を崩すと心配のあまり看護師の姉に何度も電話をする、遊ぶ時はとにかく子ども目線で一生懸命遊ぶといった、とにかく「子ども」のためなら何でも!という方だったそうです。
息子のそうまくんはそんなママとパパが大好きな、甘えん坊で優しく穏やかな男の子。
明るくBTSが大好きな妻と、可愛い息子との日常が続いていくと思っていたというりゅーすけさん。
8月、暑い夏の日の朝にその日常が一瞬にして崩れてしまったのです。

妻が倒れた時、息子はまだ2歳。病院でベッドに横たわるママのそばに連れて行くと…

奥さんのえいこさんが倒れた夏、そうまくんは2歳になったばかりでした。
保育園から集中治療室に連れて来て、「そーちゃんママやで」とベッドのそばでえいこさんの顔を見せても、ベッドの下にもぐりこんだり、つながれたチューブをひっぱるなどして状況がよくわかっていない様子だったといいます。

妻の血圧が

「息子はまだ2歳でママが突然倒れ意識不明のままだという状況がよくわかっていなかったと思います。ただ、偶然かもしれないのですが、息子をそばに連れて行き触れさせると妻の血圧が上がったりと、意識のない中でも妻が喜んでくれているように感じました」とりゅーすけさん。

意識が戻るのを信じていたのに…37歳で逝ってしまった妻

37歳で突然死してしまった妻。2歳の息子を遺して…

幼い息子を遺して逝くわけがない!そう信じていたりゅーすけさんでしたが、えいこさんは病院で家族が揃うのを待つようにして、息を引き取りました。37歳でした。
8月のあの日から目覚めぬまま亡くなってしまったのです…。
「現実のことだと受け止められませんでした。家が静かで…私は無口な方なので、妻がいた事でどれだけ家の中が明るかったのかというのを嫌というほど思い知らされました」

妻がいなくなった家で…


葬儀の後、まさかの不思議な体験

偶然だった

亡くなったえいこさんをえいこさんの実家に連れ帰ったりゅーすけさん。
偶然にもえいこさんをよく知る高校時代の同級生が葬儀屋さんのスタッフだったそうです。

お世話になった人だった

さらには、葬儀会場のスタッフも、えいこさんが結婚式をする際にお世話になった方だったとのことで、驚いていたそうです。普段は担当ではない場所に配置されたということで、その方は「えいこさんがよんでくれたのかな…」と語っていたそうです。

ある朝起きると呼吸をしていなかった妻。遺影を前に単語しか言えなかった2歳の息子が何の脈絡もなく歌い出して…

不思議なことは続きます。

お葬式が終わった次の日、えいこさんの遺影のある仏壇の前に座っていたそうまくんが突然歌い出したのです。
「ぱぱ」「まま」「わんわん」「にゅうにゅう(牛乳)」などカタコトで単語しか話せなかったという2歳のそうまくんが、フルコーラスで歌ったというのです。その歌というのは「きらきら星」でした。

ママと夢で一緒に歌ったのかな…?

「きらきら星」のエピソードについてりゅーすけさんが配信した動画には、たくさんの温かいコメントであふれていました。


えいこさんが亡くなった年、2歳だったそうまくんは今年5歳になりました。りゅーすけさんは現在シングルファザーとして毎日育児に家事に仕事にと奮闘されています。
「僕はスピリチュアルなことはあまり信じていません。『きらきら星』を保育園で歌っていたのかもしれません。けれどあまりにも突然何の脈絡もなく歌い出したので…。後から『きらきら星』の原曲は『あのねお母さん』という題名だと知って驚きました…。
もともと私は人見知りの恥ずかしがり屋で、結婚しても妻に好意の言葉をなかなか伝えられなかった人間なので、そんな自分を棚に上げて言うのですが…。いつどこで何が起こるか分からない世の中です。みなさんには、後悔しないように、ご家族、身近な人との時間を大切に過ごして欲しいと思います」と語ってくださったりゅーすけさん。

りゅーちゃんねるさんの著書「私がシングルファザーになった日」では、
『実は僕はスピリチュアルなことは信じていない。けれど誰かから聞いた話で、夢の中ではいつでも亡くなった人と会っていて、よくいろんな話をしているのだという。あの時のそうまも夢の中で妻と会って「きらきら星」を2人で歌ったのかもしれないな…』と、その時の心境が綴られています。
偶然なのかもしれませんが、もしかしたら…と思わずにいられないですね。

りゅーすけさん(りゅーちゃんねる):5歳の息子を育てるシングルファザー。原因不明の突然死で妻を亡くし、遺された息子との暮らしぶりを動画にしたYouTubeが話題に。著書に「私がシングルファザーになった日」がある。

【レタスクラブ編集部】

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Information

りゅーちゃんねる YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCUAGkBh5ikPRxvpu9TuIB1w
きむらかずよ Twitter:https://twitter.com/kmk11161/





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