夏休みの読書にゾクッとする神話はいかが?

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夏休みの読書にゾッとするような怖い話

夏といえば、子どもの頃はよく怪談や怖い話に夢中になっていたものです。でも、怪談だけではなく、じつは神話にもゾッとするような怖い話があるんですよ~!

神宮館より発売される新刊『ガチでヤバい日本の神話』は、日本の神話の中で、「怖い」「不気味」「裏切り」「嫉妬」をフィーチャーした物語を集めた児童書です。小学校低学年の国語の授業で神話を学ぶ機会がありますが、本書は学校では教えられないような神様の闇の部分に迫ります。

『ガチでヤバい日本の神話』


神様というと「すごい力を持っている」「願い事を叶えてくれる」「悪いことをすると罰を与える」といったイメージがありますよね。しかし、本書に登場するのは「嫉妬」「裏切り」「殺人」などのエピソード。相手の言葉を信じないで疑う神様、性格よりも顔やルックスで相手を選ぶ神様、怒りのあまり自分の子供を殺してしまう神様など、じつは日本の神話にはそのような神様が多数存在します。

八百万の神さま相関図


本書は子どもでも理解できるように、物語の導入部分にあらすじがわかる4コマまんが、神話独特の難しい表現ではなく口語体で表記、総ルビ表記になっています。


なお、担当者は次のように語っています。
──本書籍の製作意図や目的は?
「歴史家のアーノルド・トインビーは、神話や歴史を学ぶ大切さを語っています。近年小学校でも少しずつ授業で取り入れるようになりましたが、将来を担う子供たちに神話を学んでもらいたいと思い、本書を企画しました。小学校低学年でも理解できるようにわかりやすい表現と総ルビ表記になっています。
神話の登場人物は神様です。神様というと聖人君子、畏れ多くて近づくこともできないという印象を持つ方も多いと思いますが、本書では神様でも人間らしい闇の部分にフォーカスした作りになっております。例えば、既存の書籍であれば『ヤマトタケルは平定するために多くの豪族と戦いました』の一文で終わらせている箇所を、ヤマトタケルがどのような戦い方をしたか、時には裏切りや闇討ちみたいな行為もあった、など詳しく説明しています」

神社に参拝する際に礼儀正しくしなければいけないと思うのは…


──本書籍のイチオシポイントは?
1.あらすじが理解できるよう4コマまんが
2.各神話の「ヤバさ」「怖さ」「残念さ」「悲しさ」「感動」を数値化したグラフ
3.各神話の怖くて恐ろしい挿絵

──ユーザーへのメッセージは?
「じつは日本の神話は怖くて不気味で、残酷なことも多いです。本書では神様の闇部分に迫った話を厳選して掲載しています。暑い夏、怖い神話を読んでゾクゾクしましょう!」

この夏は、怖くて不気味な神話を学んで、お子さんと一緒に涼しい夏を過ごしてみませんか?


文=秋武宏美

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