「おいしい、あったかい…」散々な一日を癒やす素朴なドーナツ/泣きたい夜の甘味処(1)

#食   
やっと今日初めて仕事以外のことを考えられた

『泣きたい夜の甘味処』1話【全8話】


このお店で出すのは温かい飲み物と甘いもの一品だけ。それから、あなたの心に寄り添うおもてなし。

頑張ってもうまくいかない時、不安に襲われた時、大切な人たちとの別れを経験した時…、しんどい心を抱えた人たちがたどり着くのは、熊と鮭が営む不思議な甘味処。穏やかな時間が流れる店内、そっと出される甘いものをゆっくりとほおばれば、心の内の迷いや悩みを素直にさらけだすことができます。

訪れた人たちの心をときほぐしていく情景が、心をじんわりと癒やしてくれる珠玉のエピソード。
今夜もまた一人、疲れて泣きたい人がやってきたようです。

※本記事は中山有香里著の書籍『泣きたい夜の甘味処』から一部抜粋・編集しました。


何この店!?

こんな夜更けにドーナツ…

雪だるまが増えてる…


マンガ/著=中山有香里/『泣きたい夜の甘味処』(KADOKAWA)

▶ドーナツが食べたい!そう思ったら…

甘い物に癒されたい時ってありますよね?
そんなとき「ドーナツ」を手作りしてみるのもいいのではないでしょうか。
無心になって甘いものを作ると、ちょっとお疲れなこころもほぐれていくかもしれません。

ひと口ほおばれば子どものころを思い出す「懐かしドーナッツ」

ひと口ほおばれば子どものころを思い出す「懐かしドーナッツ」

■材料(直径7cmのもの8~10個分)
卵…1個
薄力粉…100g
強力粉…50g
ベーキングパウダー…小さじ11/2
バター…20g
牛乳…大さじ2
きび砂糖…50g+適量
レモン汁…小さじ1
揚げ油…適量

※電子レンジは500Wのものを基準としています。600Wなら0.8倍、700Wなら0.7倍の時間で加熱してください。また機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。

■下ごしらえ
1.バターは電子レンジで約30秒加熱して溶かす。

2.簿力粉、強力粉、ベーキングパウダーは混ぜ合わせておく。

■作り方
1.ボウルに卵ときび砂糖50gを入れて、泡立て器でよくほぐし混ぜる。牛乳、レモン汁、溶かしバターの順に加えて、そのつどよく混ぜる。レモン汁を加えることでふくらみがよくなり、食感も軽く仕上がる。合わせた粉類をふるい入れ、へらでさっくり切るように混ぜ、粉けがなくなったらラップの上に取り出して包み、冷蔵庫で1時間休ませる。

「懐かしドーナッツ」作り方1

卵と砂糖はよくほぐし混ぜて。

「懐かしドーナッツ」作り方2

冷蔵庫で休ませることで、生地がぐんと扱いやすくなる。

2.揚げ油を低温(約160℃)に温め始める。生地を取り出してラップを広げ、べたつくようなら打ち粉(強力粉・分量外)をふってめん棒で1cm厚さにのばし、口径約7cmのコップの縁に打ち粉をつけ、円く抜く。さらにペットボトルのふたで中央も円く抜く(指で穴をあけるよりもきれいにあく)。コップで抜いた残りを合わせて再び1cm厚さにのばし、同様にコップとふたで抜いて8~10枚作る。

「懐かしドーナッツ」作り方3

生地は包んでいたラップを広げた上で、なるべく均等な厚さにのばして。

「懐かしドーナッツ」作り方4

コップの縁にそのつど打ち粉をすると、きれいに抜ける。

3.揚げ油に生地をそっと入れる。生地がふくらむと穴が縮まるので、菜箸を穴に差し込んで、静かに回しながら揚げる。きつね色になってきたら上下を返し、両面色よく揚げて油をきる。両面で3分が目安。ふたで抜いた円形も一緒に揚げて。ボウルにきび砂糖適量を入れてドーナッツを熱いうちに入れ、両面にまぶす。

「懐かしドーナッツ」作り方5

加熱し過ぎないように、きつね色になったら上下を返す。

【ポイント】

「懐かしドーナッツ」作り方のポイント

砂糖は上からふるよりも、砂糖の上にドーナッツを置いてまぶすほうが、まんべんなくつく。

まわりにたっぷり砂糖がついていて、外はサクッ、中はふんわりやさしい素朴な味。思わず子どもの頃のように両手でほおばりたくなります。ぜひ作ってみてくださいね。

懐かしドーナッツ 調理=なかしましほ/撮影=広瀬貴子

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