【新生児用爪切りおすすめ9選】選び方のポイントや切り方のコツも解説!

#育児・子育て   


産まれたばかりの新生児は腕や足を動かした拍子に爪で自分の体を引っ掻いてしまい、傷を作ることがあります。そして、爪を清潔に保っておかないとそこから雑菌が入って感染症になる危険性もあるので、日頃から爪のケアは欠かせません。しかし、赤ちゃん用爪切りは初めて使う人が多く、さまざまな種類があるので、選ぶのがとても難しく感じるかもしれません。

そこで今回は、赤ちゃんの爪切りの基本的な知識や選び方を解説し、さらに、おすすめ商品をご紹介します。赤ちゃんの爪に適したものを選び、安全にケアしていきましょう。

▶︎この記事を書いた人
大久保優子さん

保育士・大久保優子さん

幼稚園、保育園での勤務を経て、フリーランスの保育士として活動。現在は子育てをしながら、保育に関する記事執筆やコミュニティ運営、保育雑誌の制作にも携わる。

爪切りに関する疑問をプロが解説

赤ちゃんの爪はとても柔らかくて薄いため、成長段階に合わせたケアが必要となります。そのため、赤ちゃんの爪の切り方は大人とは異なります。はじめに、いつから爪切りを使い始めればいいか、爪を切る頻度やタイミング、そして、安全な切り方などについて解説していきます。

爪切りは生まれてすぐ必要になるので、出産前にそろえておくと安心

赤ちゃんの爪はお母さんのおなかの中にいるときから生えているので、産まれてすぐの新生児の時期からでも爪切りは必要です。爪が伸びていると自分の身体を傷付けたり、爪が割れてしまうこともあるので、新生児期から爪の長さをチェックし、こまめにケアしていきましょう。出産前の準備品として、爪切りを買いそろえておくと安心ですね。

最低でも1週間に1回、爪が指先より長くならないうちに切る

個人差はありますが、できれば数日に1回、最低でも1週間に1回は爪の様子を確認するといいでしょう。赤ちゃんは新陳代謝が活発なため大人よりも爪が伸びるスピードが早く、伸びたままにしておくと自分の顔や目を傷付けてしまう恐れがあります。

爪が指先よりも長くならないようなタイミングで切ります。一度にすべてを切ろうとすると保護者の負担も大きくなってしまうので、数日に分けながら1本ずつお手入れしていく方法もおすすめですよ。お風呂あがりは爪がふやけていて割れやすいため、避けるようにしましょう。

首が据わっていないうちはあおむけの状態で!赤ちゃんが動いてしまうときは睡眠中や授乳中に

まだ首が据わっていない赤ちゃんは、あおむけに寝たままの姿勢、または、膝の上にあおむけに抱きかかえた状態で切りましょう。首が据わってきたら、保護者と同じ方向で膝に抱きかかえて切ることもできます。

赤ちゃんの指先をつまんで動かないようしっかり固定し、爪が伸びている部分を爪切りはさみで少しずつ切っていきます。爪やすりを使用する場合も同じように、少しずつ削っていきましょう。右手の爪を手入れするときは赤ちゃんの右側に、左手の爪を手入れするときは左側から行うことが、上手なやり方のコツ。爪を切ることに集中しすぎて、赤ちゃんを圧迫しないように気を付けてくださいね。

赤ちゃんが動いてお手入れしにくいときは、睡眠中や授乳中のタイミングで爪切りすることをおすすめします。ケアに長い時間がかかると赤ちゃんがぐずったり、起きてしまったりすることもあるので、できるだけ手早く済ませられるようにしましょう。大人がもう1人いる場合は、手伝ってもらうと安心です。

爪の白い部分を適度に残し、深爪に気を付ける

爪の白い部分を1~2mm残すようにして、深爪にならないよう気を付けてください。爪切りの種類が赤ちゃんの爪に適しているかということだけでなく、切る人が使いやすいかも爪切りを選ぶ重要なポイントです。万が一、血が出てしまった場合は、清潔なガーゼやティッシュで傷口を押さえて止血しましょう。気になる場合は小児科や皮膚科を受診し、医師の指示に従ってください。

月齢によって新生児用爪切りとベビー用爪切りを使い分ける

同じ0歳でも、生まれたばかりの新生児は特に爪が薄く柔らかくなっています。「新生児用爪切り」と「ベビー用爪切り」の2種類がありますが、主な違いは使用できる月齢です。明確な基準はありませんが、「新生児用爪切り」は産まれてすぐの0カ月から使用できるもの、「ベビー用爪切り」は主に0歳~2歳頃に使用できるものを指しています。同じ0歳でも、0カ月と11カ月では爪の状態が違うため、新生児に使う場合は「新生児用」と書かれたものを選ぶと安心です。

さまざまな種類の爪切りの特徴を考えて選ぶ

爪切りのタイプは大きく分けて「はさみタイプ」「やすりタイプ」「電動タイプ」「てこタイプ」の4種類があります。一つずつ、特徴を解説していきます。

はさみタイプ

赤ちゃんに使用できる爪切りとして、メジャーなタイプです。赤ちゃん用のものはとても小さな形のはさみで、刃の先端が丸くなっていたり、刃の形状がカーブしていたりと、切りやすく安全な形状になっています。はさみケースに、やすりが付いているものもありますよ。

やすりタイプ

切らずに少しずつ削っていくタイプの爪やすりです。大人も仕上げ磨きに使うことがありますね。赤ちゃんに使用する場合は、ソフトなベビー用のものを選ぶようにしましょう。少しずつ削っていくことができるため、はさみタイプの使用が怖いと感じる方にもおすすめです。はさみタイプの爪切りで切ったあとに、仕上げ用として使うこともできますよ。

電動タイプ

電動タイプと呼ばれるものは、やすりの電動タイプになります。電池式のものが多く、手動のやすりに比べるとよりスピーディーにお手入れすることができます。他のタイプよりやや価格帯が上がりますが、手元を照らせるライトや大人用のアタッチメントが付属されているなど、機能も優れたものが多いです。

てこタイプ

大人がよく使う爪切りの形が、てこタイプです。てこタイプのベビー用爪切りは、大人のものよりも小さめに作られています。新生児の爪は薄く柔らかいため、てこタイプの爪切りでは、爪が割れてしまう可能性もあります。てこタイプを使用するのは、ある程度爪が固くなってきてからにした方がいいでしょう。

爪を切る人の使いやすさやライフスタイルによってどの種類にするかを選ぶ

日々行うことになる赤ちゃんの爪のケア。保護者自身が使いやすいかどうかという視点で選ぶことも大切です。はさみが不安な場合はやすりタイプ、手早く済ませたい場合は電動タイプにするなど、自分の性格やライフスタイルに合わせて選びましょう。

中にははさみタイプ、やすりタイプ、てこタイプがすべてセットになっているものもあります。爪の状態や月齢に合わせて使い分けることもできるので、迷った場合はセット購入するのもおすすめです。

また、100均などで赤ちゃん用の爪切りが販売されていることもあるので、予算が気になる方は安全に使えるか様子を見ながら使用してみるのもいいかもしれません。

おすすめの新生児用爪切り9選をご紹介!

大手育児用品メーカーから販売されている商品や、Amazon、楽天でも購入できる人気の商品をご紹介します。さまざまなタイプやデザインがあるので、自分が扱いやすく、気に入ったものを選んでみてくださいね。

ピジョン 新生児つめきりハサミ

ピジョン 新生児つめきりハサミ

ベビー用品といえば、まず「ピジョン」を思い浮かべる人も多い、大手メーカーの商品です。半世紀以上に渡る乳幼児発達研究をもとに開発された製品だからこその安心と信頼感があります。生後間もない新生児に合わせて、特に小さく薄い刃になっており、薄くて柔らかい爪にも安心して使用できます。


コンビ ベビーレーベルつめきりハサミ

コンビ ベビーレーベルつめきりハサミ

ピジョンと並ぶベビー用品の大手メーカーから発売されている、はさみタイプの爪切りです。キャップ部分にやすりがついており、仕上げ磨きもできます。刃先が丸い形状になっていて安心して使えるのはもちろんのこと、刃が湾曲していて爪を見やすく、切りすぎを防止できます。安心の日本製です。


コンビ ベビーレーベルネイルケアセット

コンビ ベビーレーベルネイルケアセット

コンビから発売されている新生児用の爪切りは、先ほど紹介した「つめきりハサミ」と、こちらの「ネイルケアセット」の2種類。見た目もおしゃれなネイルケアセットは、大人も使える仕様になっています。電動タイプなので、はさみタイプの爪切りに抵抗のある方にもおすすめです。2段階スピード、左右回転切り替え機能付きで、赤ちゃんと大人で使い分けしやすくなっています。手元ライト機能は、就寝中のお手入れにも役立ちそうですね。電動タイプですが、音が静かで、赤ちゃんが寝ているときにも起きないと、口コミでも高評価です。


ピップベビー ベビー用つめ切りハサミ

ピップベビー ベビー用つめ切りハサミ

新生児から対象のはさみタイプの爪切りです。丸い刃先で赤ちゃんの肌を傷付けにくく、刃全体は深爪しにくいカーブ形状になっています。キャップサイドにやすりが付いており、仕上げ磨きもできます。ハンドルが大きくて持ちやすいのが特徴で、低価格で購入しやすいのも嬉しいポイント。Amazonなどの口コミでは「切れ味がいい」と高評価です。


貝印 ベビー用つめきりはさみ

貝印 ベビー用つめきりはさみ

Amazon売れ筋ランキングでも上位の人気製品。貝印株式会社はカミソリや爪切りなどの刃物を中心に生産、販売をしている大手メーカーです。ホームページには爪切りの特設ページが開設されており、爪切りの選び方や、正しい使い方などの知識を得ることもできます。ベビー用つめきりはさみは、赤ちゃんのデリケートな爪を切るのに最適に作られた製品。ヤスリ付きのキャップもついており、携帯にも便利です。


BabySmile はじめてのお手入れセット

BabySmile はじめてのお手入れセット

BabySmileは赤ちゃんの健康に寄り添い、家庭で使える医療機器などを開発しているシースター株式会社のブランドです。こちらのセットには、はさみ型爪切り、てこ型つめきり、ピンセット、爪やすりが含まれています。はさみ型と、てこ型の2種類の爪切りが入っているので、爪がしっかりしてきたらそのまま移行できて便利ですね。かわいらしいケース付きで、日常に必要なケア用品がまとめて収納できます。やすりは水洗いできる衛生的なガラス製です。


BabySmile 電動爪やすり

BabySmile 電動爪やすり

同じくBabySmileから発売されている、電動タイプの爪やすりです。0カ月~12カ月ごろまで月齢別に使い分けできる4種類のアタッチメントが付属されています。12カ月を過ぎても使い続けることができます。早さは2段階調節、スイッチを入れて爪に当てるだけというシンプルな使い方なので、慣れていないうちも安心して使用できます。


ベビーキュピカ!スター 赤ちゃんのつめきり用やすり

ベビーキュピカ!スター 赤ちゃんのつめきり用やすり

新生児から使えるこちらの爪切り用やすりは、1本ずつちぎって使用する使い切りタイプ。表面がソフトタイプ、裏面がハードタイプになっており、成長に合わせた使い分けができます。試しにやすりタイプを使ってみたいというときにも、購入しやすいお手頃価格です。新生児期は使い切りやすりを使用し、爪がしっかりしてきたらテコタイプの爪切りに移行するといった使い方もできます。


baby blue giraffe ガラス製爪やすり

baby blue giraffe ガラス製爪やすり

高品質なチェコ製ガラスでできた爪やすり。鉛等の有害物質を含まない良質な原材料をプラハより調達し、チェコの老舗ガラス工場で製造されています。厚みがあって握りやすく、水洗いすれば何度も繰り返し使えて、お手入れも簡単。ガラス製なので研磨効果が変わらず、さびたり、雑菌が繁殖することもなく、衛生的です。家に一つ置いておきたくなるような、見た目もおしゃれな製品です。




赤ちゃんの爪切りに悩むママパパに向けて、爪切りの基本的な知識や選び方、おすすめの爪切りについて解説してきました。初めての赤ちゃんを迎えたママパパは色々なものを準備し、覚えなければいけないことも多いですが、爪のケアもそのひとつです。赤ちゃんの月齢や成長、また、使う人にとって最適な爪切りを選び、大切な赤ちゃんを丁寧にケアしてあげてくださいね。

文=大久保優子

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Information

大久保優子さん
保育士/幼稚園教諭/小学校教諭/離乳食アドバイザー。幼稚園、保育園での勤務を経て、フリーランスの保育士として活動。ベビーシッターとして、様々な家庭での育児サポートも経験。現在は子育てをしながら、保育に関する記事執筆やコミュニティ運営、保育雑誌の制作にも携わる。SNSでは子どもと楽しめる遊びを発信。Instagramフォロワーは5万人以上。
Instagram@poccle_hoiku
YouTube:ぽっくる先生チャンネル
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