「アラサーが面接で泣くとかやばくない?」涙を必死に隠して教授に応戦!【ただの主婦が東大目指してみた】(57)


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あっこれ、だめなやつだ。

目に涙が溜まって来た

焦りを通り越して、心の奥から悲しみがうわぁっと押し寄せきて、目に涙が溜まって来た。

こんな簡単な質問なのに、東大の最終試験にまで来て、こんなところで終わるの?

ここまで頑張っただけでも東大受験をしてよかった……そう思ってたけど。

せっかくチャンスをもらえて、せっかくここまで来たからには、やっぱり東大に合格して夢を追いかけたい。

涙が、もう落ちる。

ちょっと待って、でも

アラサーがただ分からないってだけで泣くとか…

子どものお受験ですら泣いたら不合格なのに、受験生の中では比較的オババな私が最高学府の口頭試問で、怒鳴られたわけでも意地悪されたわけでもなく、ただ分からないってだけで泣くとかMAJI地獄じゃん。

涙が落ちる寸前、とっさに鼻を掻くふりをして親指で涙をぬぐい、言いたいこと(ほぼ再放送)を東大教授(D)に伝えた。

鼻を掻くふりをして親指で涙をぬぐい

下手すりゃ、ほじりながら喋ってると思われるリスクがあるけど、はなほじBBAより、泣いたBBAとして名を残す方がよっぽど嫌だ。

東大教授(D)の質問と、私の再放送の回答×3のせいで時間が押したせいか、ほじり後すぐに進行の人が次にまわした。

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