ハンカチの形は気まぐれで正方形に!? 決めたのは誰?/子どもに話したい雑学(29)

子どもをもつ親たちに、ぜひ知っておいてほしい教養系雑学。
「ざるそばともりそばの違いは?」「ポン酢のポンってなに?」
これ、答えられますか?
「日々のコミュニケーションの中でいろんなことを教えてあげたい」「子どもの好奇心を高めたい」そんな方に、わかりやすく、楽しみながら「タメになるうんちく」をお教えします!
子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまう学校では教わらない「おもしろ知識」「生活の知恵」をどうぞ。
※本記事は多湖輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。
ハンカチの形を決めたのはマリー・アントワネット!?
かつてヨーロッパでは、ハンカチといえば贅沢品の代名詞だった。軽くて柔らかな絹に、レースや宝石を縫いつけたり金糸の刺繍をほどこしたりで、手や汗をふく実用品というよりは、むしろアクセサリーだったのだ。
フランスではルイ16世の時代になると、長方形や三角形、丸形など、さまざまな形のハンカチが流行した。装飾的なロココ趣味の全盛期であり、貴婦人たちは競って華やかなハンカチを手にしていた。
ところが1785年、王妃マリー・アントワネットが、気まぐれに「ハンカチは正方形がいい」と夫に進言したことから、ルイ16世は「朕の王国のハンカチは、すべて正方形とすべし」という勅令を出したのだ。
なぜ、アントワネットが正方形にこだわったのかは、はっきりしていない。当時はハンカチを落として男性の気を引くという習慣があり、無視された場合に誰のハンカチか露骨にわかると恥をかいてしまうため、みな同じような形にさせたなどとも伝えられているが、真偽のほどは定かではない。
ご存じのとおり、現在のハンカチもほとんどすべてが正方形。特に取り決めがあるわけでもないのだが、アントワネットの時代に定められた正方形が、もっとも使いやすい形として定着しているのである。
監修=多湖 輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』(KADOKAWA)
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