検診は人生の選択肢を守る手段 乳がん体験者が伝えたいこと

#美容・健康   
乳がんは早期発見すれば怖くない!

1年に1回、会社の健康診断の際に乳がん検診も受けようと思いつつ、1年以上空いてしまうことも…。
そんな人も多いのでは。でも、何より早期発見が大事。この記事を皆さんの検診のきっかけにしてください。

乳がんは誰でもなるけど、早く見つかれば死なない病気です!


furaniさんに、乳がんが見つかったとき、手術のときなど、当時の心境をより詳しく伺いました。

――40歳になったのをきっかけにたまたま検診を受けたとのことですが、痛みや、違和感はまったくなかったのですか?

Furaniさん「自覚症状は一切ありませんでした。マンモグラフィー検査は、乳腺症などで要精密検査になることがあると聞いていたので、たまたま引っかかっただけだと思っていたんです。精密検査の触診の際、先生から『しこりはないね』と言われていたし、まさか乳がんのわけはないと思っていました。検査にかかる費用のほうが気になっていたぐらいです。」

――ところが、乳がんだったのですね。

Furaniさん「最初の手術は、ごく初期の乳がんだし大したことないと思っていたので、『落ち込んでいる場合じゃない! やるぞ~!』とポジティブに臨めました。でも、病理診断の結果、取り残しと浸潤がんがあると分かってからがキツかったです。特に悩んだのは、治療方法です。取り残しが分かった直後は追加切除+放射線を予定していました。しかし、追加切除の後にがんが再発すると、次は全摘手術しか選択肢がなくなるそう。そのときに乳房再建術を受けようとしても、放射線治療を受けた後の皮膚は硬くなるため難しいとインターネットで見て、揺らいでいました。手術直前に泣きながら病院に電話して急きょ受診。先生に相談して、全摘に切り替えたんです」

――選択肢の中から、手術の方法や治療方法を、先生といっしょに決めていくのですね。

Furaniさん「全摘の後の治療も迷いました。治療のつらさや、自然妊娠を諦めなくてはいけないこと、高額な治療費など、『初期の乳がんで全摘もしたのに、さらにここまでやらなくちゃいけないの?』と、ためらいがあったんです。また、提示された抗がん剤は手にしびれが残る可能性があると聞き、音楽活動に支障が出るかもしれないと不安になるなど、迷いの連続。抗がん剤は、セカンドオピニオンを受けて、別の種類を選びました。自分の命に関わることを、自分で決めていくのはヘビーな作業ですが、納得いくまで調べてベストな選択をしたと思っています」

――誰でも、なる可能性がある病気なんだと、実感しました。

Furaniさん「健康診断や血液検査は『異常なし』で、健康そのものと信じていたので、まさに青天の霹靂。がんは、がん検診で調べないと見つからないと、身にしみて分かりました。また、乳がんと分かったときに調べていたら、『日本人女性の14人に1人がなる』『12人に1人』『11人に1人』と本によって数字が違いました。乳がん患者が増えているので、本の発行年度によって変わっていたんです。今は9人に1人がなるといわれています。かかりやすいけれど、早く分かれば助かる病気です。まんがを読んで検診を受け、初期の乳がんを発見できる人がいたら、とてもうれしいです」

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レタスクラブ22年10月11月合併号より>
■出典:『レタスクラブ』’22 10月11月合併号『乳がん体験者が伝えたいこと』


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