料理が苦手だった男性が2年でフォロワー79万人の料理インフルエンサーに!いま話題の自炊愛好家・経塚翼さんインタビュー
「やせてるけど病弱」がカッコ悪くて、手探りで始めた自炊生活
――そもそも、料理を始めたきっかけはなんだったのですか?
経塚さん(以下、経):仕事が完全にリモートワークになったこともあり、3kgほど太っちゃって…。たかが3kgなのに全然もとに戻らなくて。当時自炊はしていなかったので、外食や買ってきたごはんでヘルシーなものを選んでダイエットをしていました。筋トレを始めたこともあり、体はやせたけど、風邪を引きやすかったり疲れやすかったり、どこか病弱だったんです。栄養が偏っていたし、外食続きだとお金もかかる。ならば自分で作ろうと思い立ったんです。健康的にやせたい、それが一番のきっかけですね。

――経塚さんのレシピは、なぜこんなに支持されているのでしょう?
経塚さん:ダイエットレシピでありつつも、食べたい欲望をガマンしないでいいところかと。ぼくはまず自分が食べたい料理を思い浮かべて、ダイエット向きに食材をおきかえます。餃子の皮を大根にしたり、担々麺の麺をえのきだけにしたり。とりむね肉やささ身も良く使うけど、しっとり仕上がる工夫をしたり、チーズとかキムチでこくをプラスして脳に「物足りない」と感じさせないのがコツです。
失敗をおそれない姿勢が料理ビギナーに共感!
――経塚さんの投稿をみて料理を始めた人も多いようですね。
経塚さん:ぼく自身が難しいことができないので、レシピはすごく簡単です。あるフォロワーさんは、息子さんがいきなり料理を始めて、なにごとかと思ったらぼくのアカウントにたどりついたとか。今では親子でみてくださっているそうです。ぼくなんかが、料理を始めるきっかけになったというのは、すごく嬉しいです。

――料理を始めた当初は失敗も多かったとか?
経塚さん:はい、もうひどいもんです(笑) 鍋から噴きこぼれたり、卵が爆発したり、ぐちゃぐちゃになったり、焦がしたり……。火加減や調味料の加減もよく分からなくて、まさに手探りでした。でも、不思議とどんどんのめり込んで自分なりにいろいろ調べて、独学ですが短期間にかなり集中して料理と向き合いました。
――卵が爆発!それは大変でしたね。失敗の連続でもやめようと思わなかった?
経:それが思わなかったんです。じつはSNSに投稿することが、モチベーションでした。たとえ見ず知らずの人でも、リアクションがあると嬉しくて、励みになるんです。料理って誰かのために作ることで続けられるのかな、と。家族とか恋人とか。ぼくにとってはその存在がいまはSNSなので、毎日投稿することがモチベーションになっています。
――なるほど。レシピのおいしさもさることながら、失敗を隠さずさらけ出すところにもファンが多いようですね。
経塚さん:はい、料理が苦手な方からは「自分だけじゃないとわかって安心した」という声をもらいます。SNSには完璧な料理が多いけど、ぼくは料理のプロではないので、失敗もするし間違えることもある。フォロワーさんから教えてもらうこともあるんですよ(笑)。でも、毎日作っていると、あんな料理ベタだった自分ですら手際がよくなって上達していると感じる。料理って「経験」なんですね、つくづく面白いと思います。

気取らず等身大の姿勢に、料理好きだけでなく料理が苦手な人からも強く支持されている経塚さん、今後ますます目を離せません!
◆PROFILE
経塚翼さん/Instagram(@tsubasa_kyoduka)フォロワー34.7万人、TikTokフォロワー45万人(2022年10月時点)の人気料理インフルエンサー。著書に「うますぎッ!太らないごはん」がある
文=結城歩
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