
自分の家の貧困については隠していたというやまぐちさん。大人になってから「もっと周りの人に助けを求めたり、迷惑をかけることをすればよかった」と語ります。
「貧困家庭で育ったお子さんは、経済的な理由で苦しい思いをしても『仕方ない』と我慢してしまうことが多いと思います。でもそこで我慢せず、つらいならつらいと言っていいし、周りの大人に頼ってほしいです。この漫画を描くときに自分の人生を見つめ直すことになったのですが、私はそうできなかったので、『このとき、勇気を出して周りに助けを求めていたら、違う未来があったのかな、解決策があったのかな』と思いながら描いていました。周りの人に頼ることはハードルが高いことだとも思いますが、1人で考え込まずに『もっと周りに頼ってください。迷惑をかけていいんですよ』と言いたいです。
私の母を見ると、大変な毎日ではあるものの、それがだんだん当たり前のことになってしまって、結局受け入れることになってしまっていました。もう少し生活をよくしようと思えば、きっと方法はあるので、無理せず、声を出してほしいですね」
誰かに話すことで、自分では思いつかない解決策が現れることもあります。大人も子どもも苦しい思いを一人で抱えこまないことが大事なのかもしれません。
著=やまぐちみづほ/『明日食べる米がない! ~親が離婚したら、お金どころか、なーんにもなくなりました!!~』
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