岡山のカツ丼は卵でとじない!?「ケンミンSHOW」でも特集された“デミカツ丼”ってどんな味?

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北海道・十勝の「牛とろ丼」や愛知県・名古屋市の「みそカツ丼」など、地方には個性的なご当地どんぶりがありますよね。そんな中でも岡山の「デミカツ丼」は、カツとデミソースの和洋とりまぜた組み合わせで地元の人に熱く支持されています。

■85年以上も前に考案! 現在も受け継がれる伝統の味

デミカツ丼とは、ご飯の上に茹でたキャベツとカツを重ね、その上からデミグラスソースをかけたどんぶりの事。岡山県の料理店「味司 野村」の初代店主が、帝国ホテルで料理修行をしていた際にデミグラスソースに出会い、後に自身の店でオリジナルメニューとして提供したのが始まりだそう。85年以上も前に考案されたデミカツ丼ですが、現在も「味司 野村」でその味が伝えられているというから驚きです。

■岡山でカツ丼と言えば「デミカツ丼」!?

5月25日に放送されたTV番組「カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW」でもこのデミカツ丼を調査。岡山では50軒以上の店がデミカツ丼を提供しているということで、かなりポピュラーなようです。県民にデミカツ丼についてインタビューすると、誰もが「大好き!」と声を揃えました。さらにある男性は「カツ丼が欲しいと言ったらデミカツ丼のこと。卵でとじる場合は『卵とじ』と言わないといけない」とコメント。岡山でデミカツ丼は、卵でとじるカツ丼よりもスタンダードなことがわかりました。

また、店でデミカツ丼を食べている県民に調査すると、デミカツ丼のソースは普通のデミグラスソースとは違うことが発覚。県民は「味噌のような味がする」「出汁っぽい」と口々に言うのですが、番組がお店に取材しても「何も言えない。秘密ですから」と回答を拒否します。それぞれの店でデミグラスソースの味つけには違いがあるようで、デミカツ丼を提供しているラーメン店が豚骨スープをまぜて作る場面も紹介されました。これにはスタジオからも「えー!」と驚きの声が。それぞれの店の味を楽しめるのもデミカツ丼の醍醐味のようです。

その後スタジオでは試食が行われたのですが、司会のみのもんたは「カツのシャリシャリ感が何とも言えない」「茹でたキャベツも甘いね」と満足気。ゲストで出演していた内藤剛志も「神キター!」「なぜこれが全国に広がらない?」と美味しさに驚きます。これには視聴者からも「食べたくてしょうがない! けど、周りに提供してる店あるかな」「あんな美味しそうなものを今まで知らなかったとは…」「これ絶対食べたい! 食欲が暴走してる」といった声が続出しました。

中には「ソースはちょっと違うかもしれないけど、市販のデミソースと味噌でデミカツ丼もどき作ってみた。結構美味しかった!」と手作りに挑戦した人もいたみたい。いつもの卵でとじたカツ丼もいいですが、時には趣向を変えてデミカツ丼を楽しんでみては?

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