「突然死する可能性がかなり高いです」拒食症で追い詰められた16歳に医師が告げたこと/高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで(14)

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突然死する可能性がかなり高いです

『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』14話【全14話】


子どもと大人の狭間で揺れ動く思春期。友人との関係、初めての恋愛、そして親への反抗や進路への不安。学生時代の子どもの心はとにかく多感で、いろんな感情がせめぎ合っている状態とも言えます。どれかひとつでも悩んだ経験がある人がほとんどではないでしょうか。

女子高の人間関係に少し敏感だった、平凡なひとりの女子高生・もつおさん。自分はまわりからどう思われてる?悪口を言われてる?そんなモヤモヤがふくらむうち、彼女は自分のなかの「見張っている存在」に苦しめられ、いつしか生活すべてを支配されてしまいます。

「物を触らずにはいられない」「体型が気になって食事ができない」「同級生の視線が気になって学校へ行けない」家族にも、医師にさえもその理由を打ち明けられず、心身へのダメージは日を追うごとに悪化。もつおさんは強迫性障害と摂食障害を併発し、急激な体重減少から精神科への入院を通告されるまでに事態が深刻化していました。

一時は「もう無理、死んでしまいたい」という衝動に駆られるほど凄絶な日々を送ったもつおさん。過去の自分をふり返り、その実体験を克明につづったエピソードをご紹介します。

※本記事はもつお著の書籍『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』から一部抜粋・編集しました。

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