【レタスクラブ読者と編集長で座談会】 電気の「今」を 知って、 私たちにできることを考えてみよう!

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 レタスクラブ読者と編集長で座談会を開きました

この冬に起こるかもしれない電力不足や、電気代の値上がりなど、私たちの生活に欠かせない電気をもっと知るために座談会を開きました。

前回の記事では、前田編集長が、エネルギーの専門家である下郡けいさんにお話を伺い、電力不足の原因やその解消方法、電気代の先行きなどについて学びました。
今回は、そこで学んだことを基に、読者の町田さん、森さんと3人で話し合ってみました!

森 いづみさん

森 いづみさん
2人の小学生の子どもを持つママ。節電は、できることから取り組んでいる。電気代アップは家計への影響大。

町田 恵さん

町田 恵さん
中3から3歳までの4人の子どもを持つママ。中3、小6の上の2人は親とのコミュニケーションが微妙な年頃に。電気代が高いのが悩み。

レタスクラブ編集長 前田雅子

『レタスクラブ』編集長 前田雅子
生活情報ジャンルの編集歴20年。2019年8月から『レタスクラブ』編集長を務める。4歳男児の母。生活情報誌の編集者、リアル主婦、2つの視点を生かした誌面づくりをモットーとする。特技は手間なし料理。

電気代が上がって家計がさらに苦しく

前田:最近、電気代が上がったと感じますか?

: 今までと同じように使っているつもりでも、じわじわと上がってきていると実感しています。

町田 :うちは家族の人数が多いこともあり、もともと電気代が高いので、さらに上がったら家計が破綻しかねないからたいへん!

前田電気代の上昇の一因は、今いちばん割合が高い火力発電の燃料となる天然ガスや石油の価格がウクライナ危機の影響で高騰していることなのだそうです。この影響はまだ収束が見えません。
今後は、二酸化炭素の排出量の削減も考えて、火力発電の割合を下げて再生可能エネルギーや原子力発電などの電源をバランスよく選択するなどの方法で、国や電力会社は電気料金を安定させようと考えています。私たちの生活は、電気を使わないわけにはいきませんから。

:子どもたちがまだ小さかった頃、竜巻が原因で夏に停電したことがあって、そのときはきつかったですね。エアコンが使えず家の中は暑いし、冷蔵庫の中のものが全部ダメになるし。電気のありがたさを感じました。

町田 :うちは、家族の誰かがいつもスマホやゲーム機を充電している状態。今どきスマホやゲーム機が使えなくなると、大人も子どもも本当に困りますよね。

電力が足りないことは知っている!?

前田:ことしの冬は、電力不足が予測されているため、国は12〜3月の4カ月間、節電を心がけるよう、家庭と企業に要請を出しました。電力の「予備率」(※1)は、安定供給のためには最低限3%必要なのですが、1月、2月にギリギリ4%台になる地域があるからです(下図参照)。

2022年度冬季の電力需給見通し(予備率)

冬季の寒さが厳しければ、予備率が4%台になると予測されている。安定供給に最低限必要な予備率3%は確保することができているものの、厳しい見通しとなっている。
出典:経済産業省資源エネルギー庁電力需給に関する検討会合(2022年11月1日)資料より作成。

:電力が足りないといわれても、今までは何とかなってきたから、いつもどおりの生活を続けそうになるけれど、電気代の値上げは家計に直接響くから、今まで以上に節電しなくては、という危機感があります。

町田 みんなで意識して節電しないといけないですよね。家族会議で夫や子どもに伝えなきゃ。自分だけ節電していても家族間の認識が違うとイライラしてしまう。

前田:どうしたら家族にうまく危機感を伝えられるんでしょうね。電気代を毎月発表してみると、本気になってくれるでしょうか?

:私は、家族にイライラするのがイヤなので、ストレスにならない範囲で自分一人で取り組める節電を心がけています。炊飯器の保温は使わず、食べる分だけ炊く、残ったら冷凍するとか。これなら家族と関係なくできます。

町田 :確かに。それはいいですね。

家族で節電に取り組む工夫が大事

前田:皆さんは、どんな節電に取り組んでいますか?

:できるだけ家族がリビングの一室に集まって過ごし、リビングの窓には断熱シートを貼って断熱性を高めました。断熱シートを貼ったら、エアコンを入れたときの暖まり方が早くなり、朝の部屋の寒さも違うと感じます。
トイレの便座が温かくなる機能は、夏は切って、冬は弱で、使用後はふたを閉める。先日読んだ記事に、「冷蔵庫の温度を強から中に変更したら電気代が節約できる」(※2)と書いてあったので、これから取り入れようと思います。節電方法の記事を読んだら、自分がやっていないことで取り組めそうなものはやってみることにしています。

町田 :古いエアコンを2台、新しいものに買い替えようと思っています。省エネ性能は新しいもののほうが高くなっていますよね。
テレビが壊れたままで、しばらくテレビなし生活。これも結果的に節電になっています。夜に起きている時間が長いと電気を使うから、早寝早起きにしようかな。

前田:子どもたちの節電意識はどうですか?

学校で「エコライフ・ウィーク」という、1週間節電を心がける取り組みがあります。「テレビをつけっぱなしにせずに消した」などの項目にチェックして、1項目1ポイントとカウントして、ゲーム感覚でポイントをためています。

町田 :小さいうちは一緒にやってくれますが、思春期になると、なかなかいうことを聞いてくれなくなります。1週間くらい電気がない生活をしてみて、電気のありがたさを考え直してほしいです。

前田:生活に欠かせない電気について、皆さんと話して、私たち一人一人がもっと電気を大切にし、工夫して使っていかなければならないと感じました。

:これまでは、漠然と「電気が不足しているのかぁ」という認識だったのが、お話を伺って、より強い危機感を持ちました。

町田 :取り入れたいと思う節電方法がたくさんありました。家族にうまく伝える方法も考えていきたいです。

※1 電力需要が最も増えるピーク時に対して、どのくらい供給力に余裕があるかを示す数値。
※2 設定温度を「強」から「中」にした場合(周囲温度22℃)。年間で電気61.72kWhの省エネ、約1,910円の節約。


●座談会を終えて

座談会を終えて

:うっすらと感じていた電力不足への理解が深まりました。

町田 :日常に取り入れたい話がたくさん聞けました。

前田:家族で話し合って、節電習慣を根づかせたいですね!

撮影/林 ひろし 編集協力/生島典子
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Information

お問い合わせ:電気事業連合会 
03-5221-1440(月~金曜 9時~17時40分 年末年始〈12月29日~1月3日〉、祝日は除く)

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