家庭や地域によって違う「お雑煮」の味。2日目以降は大胆なアレンジに挑戦しても?

#食   
   『作りたい女と食べたい女3』より

あけましておめでとうございます。今年もお雑煮、食べましたか?

昨年、実写ドラマ化もされて話題のグルメコミック『作りたい女と食べたい女』では、野本さんの実家・宮城県のお雑煮が登場します。鶏ガラスープに焼いた切りもち、せりや凍り豆腐、なるとなどをいれて、最後にいくらをかけるという、なんとも豪華な内容。

お雑煮といえば地域や家庭によってそれぞれ違う内容ですよね。おもちも角餅だったり丸餅だったり、味付けもすまし汁だったり味噌汁だったり。日本海側の一部では小豆を煮た汁でまるでぜんざいのような見た目のお雑煮もあります。

    『作りたい女と食べたい女3』より


お正月はどのご家庭も「おうちの定番」のお雑煮をいただいたかと思いますが、明日以降は思い切って大胆にアレンジしたおもちを食べてみるのはいかがでしょう? 
今日は、休日のおめざにも、午後のおやつにもぴったり、優しい甘さの「かぼちゃミルクしるこ」をご紹介します。

レシピを教えてくれたのは、『作りたい女と食べたい女』の調理監修も担当された料理家のぐっち夫婦。コロコロもちの食感とかぼちゃの自然な甘さに、シナモンの香りを添えてお楽しみください!

かぼちゃミルクしるこ

 かぼちゃミルクしるこ

【材料・2人分】
切りもち 2個
牛乳 2カップ
かぼちゃ 1/4個(約200g)
砂糖 大さじ2
シナモンパウダー 適量
サラダ油

【作り方】
1. もちは6等分の角切りにする。オーブントースターの受け皿にアルミホイルを敷いて油を薄くぬり、もちを離してのせて3~4分焼く。

2. かぼちゃは一口大に切る。水にさっとくぐらせて耐熱皿に入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジで約3分加熱する。粗熱がとれたら皮を切り落として潰す。

3. 鍋に牛乳、砂糖大さじ2を入れて弱火で熱する。静かに混ぜ、砂糖が溶けたら2を加える(かぼちゃの入った皿に、温めた牛乳を少量入れて混ぜてから加えると混ざりやすい)。全体が混ざったら1 を加え、温まったら火を止める。器に盛り、シナモンをふる。

【ぐっち夫婦】夫のTatsuyaさん(左)と妻のSHINOさん(右)

ちなみに、レシピを教えてくれたTatsuyaさんとSHINOさんのそれぞれのご実家のお雑煮の味を聞いてみると「お互いにシンプルな関東風です」(SHINOさん)とのことでした。

これからまだまだしばらく続く冬休み、年始のおやすみ期間をおうちで過ごすご家庭では、日々の献立に頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。TatsuyaさんとSHINOさんに、お正月休みのごはん作りを乗り切るためのアドバイスを聞いてみました。

Tatsuyaさん「0から作ると大変なので市販品にほどよく頼って、たれや野菜を加えてアレンジを楽しむのも良いのかと思います」

SHINOさん「毎日どうしようと悩むのが億劫かと思うので、この日の主菜はこれ!とメインだけ先に決めておき、余った食材でさっと副菜を作るというのも良いのかなと思っています。私たちのYouTubeの献立レシピもよかったら参考にしていただけたら嬉しいです!」

【ぐっち夫婦 プロフィール】
夫Tatsuya、妻SHINOの夫婦で料理家として活動。
「日々の暮らしを楽しく美味しく。ちょっとおしゃれに」をモットーに、ライフスタイルに寄り添うレシピを考案し発信している。書籍出版の他、雑誌やテレビ出演、メディア連載の他、イベントにも多数出演し、オンライン料理教室も開催。YouTubeチャンネル「YouTubeふたりごはん【料理家ぐっち 夫婦の料理チャンネル】」などSNSの総フォロワー数は100万人以上を誇る。

漫画=ゆざきさかおみ『作りたい女と食べたい女』より
レシピ作成・調理=ぐっち夫婦
取材・文=レタスユキ

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