その生きづらさは“大人の発達障害”のせい!?「世界一受けたい授業」でも紹介されたその特徴とは

仕事で同じミスを繰り返したり、もの忘れが激しいといったことでよく怒られている人はただの“うっかり屋さん”ではないかもしれません。2015年にモデルの栗原類が告白したことでも注目されるようになった「発達障害」。性格としてとらえていたものが、実は“発達障害”によるものだったということもあるようです。

■“大人の発達障害”特徴リストに動揺する人多数

6月3日に放送された「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)では、“大人の発達障害”を特集しました。番組では発達障害について「生まれつき脳機能の一部に障害があり、日常生活に支障が出る状態」と説明。最近は大人になってから症状に悩み、発達障害と気づくケースが多いようです。

発達障害は大きくわけて2つのタイプがあり、コミュニケーションが苦手な「自閉症スペクトラム障害(ASD)」と、注意力に欠けて落ち着きがない「注意欠如・多動性障害(ADHD)」にわかれ、両方の症状が重なる人も多いとか。昭和大学の岩波明教授は「早期発見し、自分の特徴を知ることで対策を考えることができ、その後の人生を変えることが可能」とコメントしました。出演者のくりぃむしちゅー・有田哲平は「落ち着きがなくて、毎日のように怒られる」と訴えましたが、教授いわく「発達障害は症状が出る程度や頻度が普通ではない」とのこと。

番組では大人の発達障害の主な6つの特徴をリストにして提示。「片付けができない」「忘れ物が多い」「同じものを何個も買ってしまう」「集中すると気づかない」「遠回しな表現が理解できない」「空気が読めない」といったもの。

これには視聴者から「全部当てはまっててヤバい」「家族で見てたけど私がほぼ該当してて、笑えなかった」「これは他人事とは思えないな」といった声が続出しました。

■工夫次第で生活・仕事を快適に!

また、番組では発達障害の人が生活しやすいように独自の工夫をしている様子も紹介。探し物が苦手な男性の場合、冷蔵庫の中は“パンを食べるときに使うもの”“みそ汁を作るときの材料”という具合に、一緒に使うものをまとめてカゴに収納。さらに使った物を元の場所に戻せるように、引き出しの底に何を置く場所かラベルを貼っておくという工夫も。これにはSNSなどでも「工夫次第で快適に生活できるんだ」「これなら物忘れ激しくても対応できるね」と感心の声が上がりました。

ネット上には発達障害を抱えている人が、自分の工夫を発信しているサイトも少なくありません。ある女性は仕事をする際に優先順位がわからなくなるため、細かくマニュアルを作成。作業の順番を書き出し、仕事の流れを目で確認できるようにしています。またある人は言われたことを忘れないために、大切なことはレコーダーに吹き込み繰り返し確認するようにしているそう。

大人の発達障害は本人が気づかず、生きづらさを感じながら暮らしていることも多いといいます。「チェック項目に全部当てはまった」「思い当たる節がある」という人は、周囲の人に相談したり、生活の工夫をしてみると快適な生き方が見つかるかもしれませんよ。

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