「×(バツ)」の字をペケと読む謎。ルーツは横浜の外国商館にあった!/大人の最強雑学1500(23)
普段何気なく使っていた言葉にはこんなルーツが!
そもそも、これってどう意味?
情報にあふれた現代でも、意外と知らないことって多いですよね。知って得するものからびっくり仰天する驚きのネタまで、幅広い雑学ネタを知っておけば、人との会話に困らないかも…?
文系理系じゃくくれない「大人の教養」から、厳選したおもしろ雑学をお届けします。
※本記事は雑学総研著の書籍『大人の最強雑学1500』から一部抜粋・編集しました。
「×」の字を「ペケ」と読む謎
「○」はマルと読み、「×」はバツともペケともいう。このペケの由来で有力視されているのは、マレー語で「不要」「あっちへ行け」を意味する「ペッギ(pergi)」を語源とする説だ。
江戸時代末期、横浜居留地にあった外国商館には、中国や東南アジアを経由して来日した商人たちもいた。彼らが商談する際に使っていた商用語のスラングの中に、売り込みを断られた際などに使う「ペッギ」があった。これが「ペケ」と聞き間違えられ、不要、不良品などの意味になったのだという。
「おざなり」と「なおざり」の違いを説明できる?
おざなりとは、「その場しのぎに適当に何かをする」という意味。「お座敷のなり」を短縮した言葉で、お座敷(宴席)での取り繕ったような言動になぞらえている。
一方、なおざりとは、「すべきことをしないで、ほったらかしにする」ことをいう。こちらは、何もせずに遠ざけるという意味の「直去り」が語源といわれている。
著=雑学総研/『大人の最強雑学1500』
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