店に入る前にアメをなめる!? 経済ジャーナリストが実践する、絶対に無駄買いしない買い物のコツ

#くらし   
ムダ買いを防ぐためには、買い物中のちょっとした工夫が必要

※2023年5月5日に記事を修正・追記しました

食品の値段や光熱費が上がり、厳しい状況が続きます。家計を預かる主婦としては、この事態にどう対処するべき!? 経済ジャーナリストの荻原博子さんに聞いてみました。

食品の価格が毎月のように上がっているため、これまでと同じ食材を同じ量買っていても、財布から出ていく金額がかなり増えたように感じます。どうすれば食費を抑えられるのでしょうか。

荻原さんは、「工夫できることはまだまだあります。買った食品を捨てることなく食べ尽くす工夫や、買い物のときにムダなものを買わない工夫、食品の在庫管理のしかたなど、一つ一つ改めて見直してみましょう」と語ります。
買い物の前にやっておきたいこと、買い物のときに心がけること、そして買い物のあとにやるとよいことの3つに分けてアドバイスしてもらいました。

「食費増を乗り切る買い物術」今回は、買い物中にできることをご紹介します。

*  *  *

ムダ買いを防ぐために買い物中にできること

1. 夕方買い物に行くなら店に入る前にアメをなめる

店に入る前にアメをなめることで、口さみしくなくなって、買う量を抑えられる効果が!

おなかがすいていると目についたものを買ってしまいがちなので、買い物はできるだけ夕方に行かないほうがベター。しかし夕方に行くときは、店に入る前にアメを1つ口に入れると口さみしくなくなって、買う量を抑えられます。

2. 総菜売り場できょうのおかずのイメージをする

メニューが決まらないときは、惣菜売り場を参考にしてメニューを決めてから買い物する

店に行くまでにメニューが決まらない場合は、最初に総菜売り場に行き、出来上がったものを見ます。総菜を買うのではなく、「から揚げにしよう」「焼きそばおいしそう」などと参考にして、メニューを決めてから買い物しましょう。

3. きょうのおかずに必要な材料をカゴに入れていく

きょうのおかずに必要な材料をカゴに入れること。毎日買い物に行く人は、あす食べるものは買わない!

事前に決めたきょうのメニューに必要な食材をカゴに入れていきます。毎日買い物に行く人は、「あす食べるものは買わない」こと。あすには買ったことを忘れて、ムダにしてしまうことも。また、在庫があるものはダブって買わないようにチェックを。

4. レジを通る前に元の売り場(陳列棚)に一品戻すことも検討

レジに行く前にカゴの中を1回見直す

一とおり買うものをカゴに入れたら、レジに行く前にカゴの中を1回見直します。
(冷蔵品、冷凍品や生もの以外で)その中で優先順位が低いものがあれば、1つ、元の売り場(元の陳列棚)に返すことも検討を。例えば1つ200円のものを毎日返すと、1カ月で6000円減らせることに。
※ただし、そもそも不要なものはカゴに入れないようにすることが前提です

まだまだある! ムダ買いせず節約をかなえる買い物のアドバイス

おトクに買える「直売所」に注目

近くにある農家の直売所やJAで運営している直売所、道の駅などは、今注目のスポット。地元の野菜を扱い、あまり輸送費がかからないため、新鮮な野菜が比較的安く入手できます。「JAファーマーズマーケット(直売所)」、「直売所ドットコム」などのサイトや、地域ごとに運営している直売所のアプリで検索して、探してみましょう。

売り場を回って違うものが食べたくなったら…

「焼きそばにしよう」と思って買い物をし始めたものの、魚売り場まで来て、「やっぱり焼き魚にしよう」と思ったら、焼き魚のメニューに変更してOK。ただし、焼きそばのための食材は全部売り場に返すようにしましょう。

「あると便利」をすぐカゴに入れない

スーパーでは何でも必要そうな気がしてカゴに入れてしまいがち。きょうの夕飯の食材を第一に考え「、いつか使うかも」と思う乾物や「あると便利かも」と思うレトルト食品などは後回しに。優先順位を考える癖をつけて。

*  *  *

無意識のうちについ買ってしまう「ムダ買い」を防ぐには、小さな工夫が必要! 今日の買い物からぜひトライしてみてくださいね!

イラスト/柿崎サラ 取材・文/生島典子
 
【レタスクラブ編集部】

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Information

▶︎教えてくれたのは
荻原博子さん
経済ジャーナリスト。お金や家計についての分かりやすい解説と生活者目線のアドバイスに定評がある。各種メディアで活躍するほか、『老後の心配はおやめなさい』 (新潮社) など、著書多数。

<レタスクラブ23年2月号より>






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