つわり、ツラすぎ!!みんなどうやって過ごしたの?【フレンズ出産体験記 それでも終わりはやってくる!ツラい中で感じたこと】<医師監修あり>

#育児・子育て   
つわりのはなし第10話03


2022年末に第二子を出産した、レタスフレンズの冷え田やっこさん。
第一子妊娠時にはあまり感じられなかったつわりでしたが、今回は2カ月もの間にさまざまな症状がありとても辛かったそう。体重は5キロ近くもマイナスになったとか。
しかし辛いつわりも過ぎ去ったあとに振り返ると、「良い経験だった」と思えることも。ご主人や娘さんの優しさ、思わぬ自分のタフさ…冷え田やっこさんが感じたことは何だったのでしょうか。

妊婦さんが少しでも快適なマタニティ生活を送れるよう、冷え田やっこさんに今回の経験を共有していただき、女性医療クリニックLUNA横浜元町の副院長である小野寺真奈美先生に「つわり」についてお話を伺ってきました。


つわりを理解、応援してくれた4歳児


つわりのはなし第7話02


4歳の上の子に妊娠を伝える時期を悩んでいた冷え田やっこさん。しかし、初期からはじまった辛いつわりに苦しむ姿を隠しきれず、その姿を長女さんがとても心配していたことから、病気ではないと安心してもらうために妊娠を早めに伝えることにしました。

つわりのはなし第7話04


周囲に妊娠、出産しているママさんがいたこともあり、赤ちゃんやつわりについてなんとなく理解ができた様子。心配をし過ぎるようなことはなくなり、吐きに行くときに応援もしてくれたそうです。

冷え田やっこさん「娘と過ごしているときに気持ち悪くなったら『吐いてくるから、何かあったらトイレにきてね』と伝え、戻るのが遅くなっても不安にならないようにしました」

つわりになって気付いた、じぶんのこと


つわりのはなし第9話02


冷え田やっこさんの家では宅配食材を利用していましたが、つわりが進むにつれて1週間前に依頼したものが食べらないという状況に。冷凍したり、おすそ分けしたりしていましたが、冷蔵庫の食材が減っていかないことに普段自分がどれだけ食べていたのかとびっくり…。

つわりのはなし第9話03


吐くことに慣れてくると、吐く前に便座を上げ、便器を拭き、なるべく汚れないようにするスタイルもできあがってきます。

そして、9週間に及ぶつわりは徐々に終わりを迎えます。食べられるものが少しずつ増え、食べても吐かない日があるように。また吐いてしまう日もありましたが、次第に本調子になりました。
そのおかげもあってか、体重はあっと言う間にプラスに…。

つわりがあって良かったと思える、あれこれ


つわりのはなし第10話04

つわりのはなし第10話05



上の子の妊娠時と比べると、全く異なっていたつわり症状。とてもキツイと感じながらも、冷え田やっこさんはそんな自分の体調変化を面白くも感じていたそうです。

今回の辛いつわりで冷え田やっこさんが個人的によかったと思えたこと
〇妊娠初期の体調の変化が周囲にわかりやすくて言わずもがな気づかってもらえる
〇妊娠中の体重増加のスタート地点が遅れた
〇つわりの時期に比べれば…としんどい出来事を乗り越える比較材料ができた など

冷え田やっこさん「つわりがひどかった頃、旦那は仕事を休んで娘を連れだしてくれたり、家事などを手伝ってくれたりしてくれて助かりました。また、切迫早産で入院した時に点滴の副作用が辛かったときにも『つわりほどではないな!』と心を強く持つことができました。体調不良時はつわりを思い出して強く生きられる気がします笑」


専門医に聞く「つわり」について


女性医療クリニックLUNA横浜元町小野寺真奈美副院長


人によって全く状況の異なる、つわり。少しでも不安を減らし、ラクに過ごせる方法はないのでしょうか? 現在、女性医療クリニックLUNA横浜元町の副院長であり、ご自身も2児の母である小野寺真奈美先生に、上の子への声掛けやつわり後に気を付けたいことについてお話を伺いました。

小さな上の子にもなんとなく伝えておく


妊娠が理解できるくらいの年齢の子へは絵本などを使って教えてあげるのもいいですね。小さなお子さんには「お腹に赤ちゃんがいるから、一緒に見ていこうね」など軽くでも伝えるといいと思います。それでも子どもたちは普段通りに接してくると思いますが、つわりが辛いときは、テレビなどに頼っても。テレビを見る近くでお母さんが横になっているだけでも一緒にいると感じてもらえると思いますよ。
急な入院で突然お母さんが家からいなくなるということは結構あるので、「お母さんはちょっと出かけるかもしれないよ」とは予め伝えておいてあげたほうが子どもにとっても安心かと思います。

つわり後は食べ過ぎずバランスよく調整を


食事を摂れるようになってから気を付けたいのは急に体重が増えてしまうくらい食べ過ぎてしまうこと。塩分過多、妊娠糖尿病、妊娠高血圧症などのリスクや、赤ちゃんが巨大児になってしまう心配も。
食べられなかった分、美味しくて食べてしまいがちですが、体重が増えてきたらバランス良く調整をしていきましょう。

トイレの回数も体の状態を知る目安に


吐き気などで食事が摂れなくなって消化器症状が悪化し、全身状態不良に繋がってしまうことを妊娠悪阻(おそ)と言います。
食べられるもの、飲めるもの、何かしらを口にしても、それでもお小水の量が減ったり、トイレに行く回数減ったり、妊娠前より体重が5%減った、もう動けないという状態になったというのであれば、遠慮なく受診して欲しいと思っています。

自治体のサポートなどを活用して休める自分時間を


つわり症状があっても職場に伝えにくくて我慢してしまうこともあるかもしれませんが、辛いときに活用して欲しいものに「母健連絡カード(母性健康管理指導事項連絡カード)」があります。医師が状態などを記載して会社へ伝えるもので、それを元に基本的には会社が適切な対応をとってくれます。母子手帳にもその様式が書かれています。妊婦さんの権利だと思うのでそういったものを活用することも自分を守るために大事なことです。

家族も協力してくれると思いますが、ファミサポや一時預かりなど自治体などのサポートも利用して、少しでも体を休める時間を持てるようにして欲しいですね。休めるときに休み、無理はしないというのが1番。頑張りすぎず、体と心を楽に生活させることを優先してもらえたらと思います。



冷え田やっこさんはインスタを投稿したことで、同じようなつわり経験をされた方から共感の声をもらったり、同じタイミングの妊婦さんと励まし合ったりできたそうです。
いつかは終わりのやってくるつわりですが、ささいなことでも気になることは病院に相談したり、身近な人に状況を伝えたり、共感しあえる人と話したり、何らかのアクションを起こすことで、この時期を少しでも心地よく過ごせる変化があるかもしれません。




冷え田やっこ
現在ポケモンにどハマりしているアラサーめがね主婦。2018年6月生まれの娘と2022年12月生まれの息子の育児漫画やエッセイ漫画で執筆中。SNSでー17キロの産後ダイエット漫画連載中。

取材・文=伊藤延枝
医療監修=女性医療クリニックLUNA横浜元町 副院長 小野寺真奈美先生

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