爪とぎは猫の心も整える! 気分がスッキリする爪とぎのヒミツ/猫と幸せに暮らすための教科書(4)

いるだけで人を和ませる力のある猫は、もはや家族の一員。元気でいるのが当たり前のように思いがちですが、猫と人はまったく違う生き物です。
私たち飼い主が準備した環境で、猫本来の自由と幸せを感じながら生きているのか? 体調に異変はないのか?
そういった猫のメンタルケア&ヘルスケアについて、猫好きの獣医師・野澤延行さんがご紹介。初めて猫を飼う人や、猫の心身の健康に配慮したい人は、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事は松本勇祐著、野澤延行監修の書籍『猫と幸せに暮らすための教科書 家族が知っておきたい猫のメンタル&ヘルスケア』から一部抜粋・編集しました。
爪研ぎは猫の心も整える
外側の古い爪を剥がして、鋭い爪にする爪研ぎは、猫が狩りをしていたときの名残りです。この爪研ぎは、猫の気分が落ち着く転位行動でもあります。だから爪研ぎのあとは猫の気分もスッキリ。引っ掻かれて困る場合は、猫専用爪切りで、爪を切っておきましょう。
まとめ
爪研ぎ場を作っておこう。猫専用の爪切りで、爪を切ってもいい。

凹凸で爪を研ぐのが、猫は大好き。自然界のものでは、スギやマキなどの針葉樹の表面で爪を研ぎます。

猫は上下運動がお好き
猫は高いところが好き。高所があれば、休息や運動不足解消に役立ち、猫が飽きるのも減らせます。キャットタワーの設置のコツは「安定感」で、少しでもぐらぐらすると猫はいやがります。本棚や押し入れ、家具や家電の上など、猫は自分の好きな居場所を探し出す天才です。
まとめ
上下運動はキャットタワーでも、家具でもできる。

キャットタワーや、壁に猫用階段を施工すれば、猫もハッピー!

【プロフィール】
野澤延行(監修)
1955年東京都出身、獣医師。北里大学畜産学部獣医学科卒業。東京都獣医師会会員。「動物・野澤クリニック」院長。谷中で野良猫問題およびTNRにも取り組む。著書に『猫のための家庭の医学』(山と渓谷社)、『ネコに言いたい たくさんのこと』(池田書店)、『猫と暮らせば』(集英社新書)ほか多数。
著=松本勇祐、監修=野澤延行/『猫と幸せに暮らすための教科書 家族が知っておきたい猫のメンタル&ヘルスケア』
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