『離婚してもいいですか?』の「イライラ夫」に再び物申してみた(腹話術風に):人気ブロガー前川さなえさんが【やってみた】
“夫婦間のぼんやりとした不満をじわじわと描く”野原広子さんのフィクションコミックエッセイ『離婚してもいいですか?翔子の場合』。
以前も私はwebレタス隊でこの漫画をテーマに『イライラ夫にツッコミ入れてみた』という記事を描きました。
あれから連載も回数を重ね、「どうなんの?どうなんの?」と思いながら毎回読んでいますが、イライラ夫は相変わらずイライラ夫だった!
まず、冒頭から「ちょっと出かけてくる」と一人出てしまう。

主人公の翔子は自分に自信がなく、不満があっても飲み込んでしまうタイプ。
それをいいことに夫は無神経にチクチク攻撃する。
つい感情移入して、「翔子も言い返したれ!」なんてムキーとなってしまいます。
なんだったら代わりに私が文句言ってやりたい!
どうやって?

そう、腹話術風に…。

しかも漫画ではこの時翔子は、娘の髪をとかしてあげているんですよ。
自分の化粧は二の次に、子どもの身支度してあげていいお母さんじゃないの。
それをコーヒー飲みながらボーッとながめてるだけなのに、どの口が言ってるんだ。

翔子が夫に言い返すことができるタイプなら…いやーでもこの夫は逆ギレとかしそうだなー。
とはいえ、不満はあっても(表面上は)ヘラヘラしてしまう翔子の気持ちもわからないではない。
こういうのって、不満の芽を見つけてしまったその時はショックを受けたり落ち込んだりするんだけど、じわじわと腹立ってくるのは後になって冷静に思い返した時、例えば皿洗ってる時とか、子ども寝かしつけてる時とかだったりするよね。


イライラをはっきり自覚してしまうと、もうそれ以降はささいなことも気になっちゃう。
今回は夫婦の破綻に直接繋がるような大きな出来事はなく、じわりと不穏が広がっていくような回だったので、これから二人の距離はまた離れてしまうのかますます目が離せません…。
作=前川さなえ
Information
四日市在住のイラストレーター。ライブドアブログで日々更新中の『ぷにんぷ妊婦』が大人気。著作に『ぷにんぷかあさん 今日も育児日和』(マイナビ)
連載:5歳だって女。
■出典:『レタスクラブ』6月25日発売号「離婚してもいいですか?」
※最新の『レタスクラブ』(毎月25日発売)で気になった記事を、人気ブロガーが試してみる・やってみる連載「Webレタス隊」、ちょこちょこ更新されるので見に来てくださいね!
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