2.効率よく時間が使えるようになった
在宅ワークには、通勤や慣例化した会議などはありません。育児をはじめて自由な時間は減りましたが、不必要な時間も減ったため、効率的に時間を使えている実感があります。
会社員時代は1時間近くかけて新宿のオフィスに通勤していましたが、現在は自宅から徒歩5分の保育園に送り届けて帰宅したら、すぐにお仕事スタート! 仕事の合間に家事を進められるため、保育園から帰宅してあわてて夕食の準備……という時間も最小限に抑えられています。
勤務時間の制約もないので、子どもの就寝後や起床前など、自分が心地よく働ける時間帯を選べるのも、在宅ワークならではの働き方です。(この原稿も、寝かしつけ後に執筆中です!)
3.自分をいたわりながら働けるようになった
会社員時代は妊娠中でもきちんと化粧をして、毎日定時に出社。つわりは軽かったものの腹痛を感じる日が多く、不安な気持ちを抱えながら働く時もありました。
在宅ワークを始めてからは、お腹が張る日は寝転がりながらスマホで返信するなど、できる範囲でお仕事をする生活に変わりました。もちろん、すっぴんに部屋着です(笑)
産後も、自分をケアしながら働けています。夜泣きがひどくて眠れなかった翌日はお昼から働いたり、育児でいっぱいいっぱいな日はカフェでケーキを食べながら仕事をしたり。
もちろん "がんばりどき" もありますが、いつ踏ん張るかも、自分の体調や気持ちと相談しながら調整できています。
4.収入は減ったけど、納得感は高まった
2年間在宅ワークをしてみて……正直、年収は会社員時代より下がりました。ですが乳幼児を育てている私にとっては、高収入よりも働く時間が短いことや、融通がきくほうが魅力的です。
また、収入は下がっても「納得感」は高まりました。会社員時代は、どんなに頑張ってもお給料は定額。評価が高ければ多少ボーナスに反映されるものの、微々たるものでした。
在宅ワークでは、頑張りが収入に直接つながりやすい傾向にあります。逆を言えば、サボれば収入は落ちてしまいますが……それも自分次第。努力と収入が比例するというシンプルさが、私には合っていました。
5.仕事も育児も充実度が上がった
「働くってこんなに楽しいんだ!」と思えるようになり、仕事にも育児にも、充実感を持てるようになりました。
在宅ワークでは、誰かに命令されることはありません。どのお客さんと仕事をするのか、いくらで請け負うのか、すべて自分の意思で決めます。
「自力で仕事を獲得して、自分でやりきる経験」や「興味のある分野のスキルを身に着ける経験」を通して、自己肯定感の高まりを実感しています。他人と比較せず、自分の選択に自信が持てるようになりました。
自信を持てたことで、育児にも前向きに取り組めていると感じます。楽しく働くママの姿を見て、子どもにもいい影響があればいいなぁと、密かに願っています。
会社員を辞める決断をしたときは、本当に不安でいっぱいでした。7年間の会社員人生をすべて捨ててしまうような気持ちになったのを今でも覚えています。
ですが実際に在宅ワークを始めてみると、新しいことを知れる楽しさや会社員生活の経験が活きる喜びが圧倒的に大きい! うまくいかず悩む日もありますが、試行錯誤しながら自分の生活に合った働き方を模索するのも楽しめています。
この記事が、仕事と育児の両立に悩んでいるママの「自分の生活に合った働き方」を考えるキッカケになれば幸いです。
▶プロフィール
おこめ

「子ども時間を大切にする働き方」をテーマに在宅ワークのコツを発信している、1歳女の子のママ。約250名の在宅ワークを目指すママが集うコミュニティ「ウィズママ」を主宰。