退社のキッカケは、妊娠中の夫への転勤辞令
正社員を辞めるキッカケは、妊娠5ヶ月のときに出た夫への転勤辞令です。2週間後に東京から大阪へ異動、という通達でした。
会社員として働いていた私は突然、大きな2択を迫られることに。今すぐ仕事を辞めて大阪についていくか、産前まで東京で働き続け、産休のタイミングで合流するか……。
正直なところ、収入的に安心なのは後者。初産を控え、金銭的な不安は少しでも拭いたいのが本音でした。
しかし、迷った末……私は退社し、夫と共に引越すことにしました。
決断した理由は、「妊娠生活」を一緒に過ごしたい! という気持ちが強かったから。人生で1度かもしれないこの期間を別々に過ごし、いつか後悔するのはイヤだな、と感じたんです。
妊娠中の就活……派遣応募するも50社から不採用!
とはいえ家庭収入が減る不安はあったので、引越先で求職し、臨月まで派遣社員として働くつもりでした。正社員歴は長いし、すぐに仕事が見つかるでしょう! と楽観的に捉えていたのですが……。
現実は厳しかった! 50社ほど応募しましたが、まさかの全落ち!!
今では笑い話ですが、当時の私は言葉にならないほどショックを受けました。7年続けた会社員を辞め、知り合いもいない地域に引っ越してきたのに、お仕事ひとつ見つからないなんて……。今までのキャリアを全否定されたような気持ちになり、とても悔しかったです。
「フリーランス」は転勤族がキャリアを続ける唯一の働き方かも
派遣採用が厳しいとわかり、パートなど別の仕事も探す中で
・もし仕事が見つかっても、転勤のたびに突然退社するのかな?
・私は一生、自分の意思でキャリアを積むことはできないのかな?
そんなモヤモヤが心を占めました。
夫は営業職で、数年ごとに全国的な転勤があります。数年後には、今回のように突然辞令が出て、また慌てて引っ越すかもしれません。
そのたびに職場に迷惑をかけ、仕事を投げ出し、逃げるように辞めるってこと? そんなの、絶対いや! 自分のキャリアは自分で決めたい! と、このとき強く思ったんです。
自分のキャリアを自分で選びながら夫と生きていくには、場所を選ばない仕事に就くしかない。つまり「フリーランス」しかない。そう思い、フリーランスとして働く道を模索しはじめました。
準備ゼロでも、4ヶ月で軌道に乗せられた
とはいえ私には、フリーランスとして役立つ専門的なスキルも、頼れる人脈もありません。そもそもどうしたら収入を得られるのかも、まったくわかりませんでした。
そんな私にもできる仕事はあるんだろうか? 不安を抱えながら情報収集する中で「オンライン事務」「オンライン秘書」といった職種を知りました。
これなら私にもできるかもしれない! そう思い、オンラインサロンに入会したり、初心者向け案件に応募したりと小さなチャレンジを重ねた結果、4ヶ月後には会社員と同等の収入を得られたのです。
「これでもう、転勤に怯えず自分らしく働き続けられる!」そんな希望が見えたのを、今でもはっきり覚えています。
いかがでしたか? 現在安定収入を得ている私も、特別なスキルや準備期間があったわけではなく、えいや! ではじめたことがわかっていただけたと思います。
周りに経験者がいないと、不安になる気持ちはとてもわかります。私も本当に収入を得られるのか不安で仕方なく、夜な夜な先輩ママの体験談を検索していました。
私の経験を読んで、「私にもはじめられるかも!」と思えるママがひとりでもいたら嬉しいです!
▶プロフィール
おこめ

「子ども時間を大切にする働き方」をテーマに在宅ワークのコツを発信している、1歳女の子のママ。約250名の在宅ワークを目指すママが集うコミュニティ「ウィズママ」を主宰。