脱・前かがみ姿勢! おなかを引く「正しい背筋の伸ばし方」を身につけて/あぶら身をごっそり落とすきくち体操(5)

年齢を重ねるにつれ、下腹や背中の厚み、お尻の垂れ具合など、気になる部分が増えてきていませんか? 実はそれ、体に必要な筋肉が痩せて「あぶら身」に変わってきたからなんです!
大切なのは、筋肉を鍛えて「やせる」のではなく、やせ衰えた筋肉を動かして「体を育てる」こと。そう提唱するのが、「きくち体操」でおなじみの菊池和子さん。現在89歳で驚きの美と若さと健康を維持し、今も現役で体操の指導に当たっています。
紹介するのは、自分の身一つで誰でもどこでもできる簡単な動きばかり。「きくち体操」を熱血指導するブタの妖精「あぶらみちゃん」の教えを参考に、しなやかな体を目指しましょう!
※本記事は菊池和子、熊野チコ著の書籍『40代から始めよう!あぶら身をごっそり落とすきくち体操』から一部抜粋・編集しました

あぶらみちゃん(左)
菊池和子先生の一番弟子であるブタの妖精。日本の、特に若い女性たちの衰えを本気で心配している。気になる女子にグイグイ声をかけて日々指導にあたる。シッポとまつげにおしゃれ魂をぶつける。
「背すじを伸ばす」=「お腹をひく」ことよ!!

背すじを伸ばせば、体があぶら身だらけかどうか一瞬にしてわかるわ。地獄の関所ね。
背すじを伸ばしているときの体は、お尻や脚といった「下半身の筋肉」、そして何より「腹筋」を使っているかが最重要なの。
約5〜6㎏もある頭をのせた背骨は、ただでさえ前かがみになりがち。そうならないよう、腹筋と背筋、下半身の筋肉が支えているの。でも、ついついラクな体勢を取ってしまうが人間の業。すると、それらの筋肉が使われないから、自然と前かがみ姿勢になってくるの。
「私はそこまでおばあちゃんじゃない」ですって?
自覚はなくても、使われなくなった二の腕、お腹、お尻や太ももの筋肉は、すでにあぶら身と化して垂れてきているはずよ! だから、久しぶりに「背すじを伸ばそう」とすると、つい背骨を意識してしまって、腰に負担がかかる姿勢になってしまうのよ!
姿勢のポイントは「肩甲骨を下げて、お腹を引く」よ。これはすべての動作の、そしてこの連載で紹介する『あぶら身をごっそり落とす体操』の基本でもあるの。この感覚を身につけると、効果もテキメンにあらわれるわ。
背すじを伸ばす!
すべての動作、体操の基本となる「お腹を引く」感覚は、一生の財産よ!
1 お尻を寄せる
お尻の筋肉を内側に寄せるようにグッと引き上げて、そのままキープ。

2 肩を少し後ろに引く
両肩を1センチほど後ろ側に引くと、前かがみになっていた上半身が自然と引き上がる。

3 肩甲骨を下げる
肩甲骨を1ミリ下げるようにすると、まず胸に力が入って上向きに開く。

4 自然とお腹が引ける
肩甲骨に引かれるようにして腹筋が使われ、腹部をぴっちりと覆う感覚がわかるはず!

著者:菊池 和子(きくち かずこ)さん
1934年生まれ。 日本女子体育短期大学卒業。 体育教師を経て「きくち体操」を創始し、以来50年以上、毎日の授業、ラジオ、テレビ、講演などを通して指導にあたる。
きくち体操は川崎を本部とし、東京、神奈川の直営スタジオのほか、東京、神奈川、埼玉、大阪、兵庫、名古屋のNHK、朝日、よみうり、高島屋等主催の各カルチャースクールにスタジオを持つ。著書も多数。
監修=菊池和子、マンガ=熊野チコ/『40代から始めよう! あぶら身をごっそり落とすきくち体操』
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