2.仮名で在宅ワークをする具体的な方法
上記の通り、一部の方には本名を開示するものの、SNS上やクラウドソーシングの登録名称は仮名でも問題ありません。
ただ、中には「どうしても本名を知られる機会を減らしたい!」という方もいるかもしれません。そんな方向けに、できるだけ本名を公開せずにお仕事する方法をご紹介します。
(1)お仕事ツールは仮名で統一する
仕事で使用するGoogleアカウントやチャットツール、SNSのアカウント名などを、すべて仮名で統一しましょう。Zoom会議に参加する際、表示名から本名が知られてしまうケースをよく見かけます。
ツール登録名からの露出が心配な方は、どのツールも「お仕事用」の新しいアカウントを作るのがおすすめです。
(2)クラウドソーシングを使う
契約時や請求時にも本名を開示せずお仕事を始めたいなら、クラウドソーシングを利用するのもいいでしょう。クラウドソーシングサイトに本名・口座名を登録する必要はあるものの、その情報が特定のお客さまに伝わることはありません。
ただし、手数料として報酬の5~20%程をクラウドソーシングに支払う必要があります。
(3)請求代行サービスを使う
クラウドソーシングを使わず、お客さまと直接契約をする場合は「請求代行サービス」を使うのもひとつの手です。請求代行サービスとは、取引先への請求書の発行や発送といった業務を引き受けてくれるサービスのこと。
お客さまと直接請求書のやりとりをしなくて済むので、請求書の口座名から本名が伝わるリスクがなくなります。サービスによっては「先払い制度」も導入しているので、安心してお仕事を始められるでしょう。
本名の特定が怖い方は、まずはクラウドソーシングから始めて、徐々に直接契約に進んでいくのがおすすめです。ツールの登録名も、見直してみてくださいね。
ただ、私は在宅フリーランスとして2年半近く活動をし、多くのお客さまと直接契約をさせていただいていますが、個人情報を悪用されたことは一度もありません。
安心してお仕事を続けるためには「どうしたら個人情報が漏れないか」だけでなく、「本名をお伝えしても問題ない、信頼できるお客さまとお仕事をする」ことにも目を向けてみてくださいね。
「本名をお伝えしても問題ない、信頼できるお客さまとお仕事をする」ことが、安心してお仕事を始める一番のポイントです!
▶プロフィール
おこめ

「子ども時間を大切にする働き方」をテーマに在宅ワークのコツを発信している、1歳女の子のママ。約250名の在宅ワークを目指すママが集うコミュニティ「ウィズママ」を主宰。