更年期症状に関する調査、7割が「これまでに更年期症状の悩みで医療機関を受診したことがない」と回答
なんとなくだるい、疲れやすい…など、病院に行くほどではないけれど身体の不調を感じるということはありませんか?それはもしかしたら更年期症状かもしれません。更年期では、閉経前後の約10年間にホルモンが急激に減少することでさまざまな身体的・精神的症状が現れます。症状にも個人差があるため、どのように向き合えばよいか、誰に相談したらよいかわからず一人で悩む方も少なくありません。
厚生労働省が2022年に実施した「更年期症状・障害に関する意識調査(※)」によると、更年期症状により家事や育児・介護、外出や社会活動などの日常生活へ影響がある方は約4割いるとのこと。政府は、2024年度に「女性の健康」に特化したナショナルセンターを設立する方針を固めています。更年期障害などの女性に多い病気の治療を行うだけでなく、全国の医療機関や研究機関の情報を集約することや、女性の健康に特化した最先端の研究を実施し得られた成果を各機関とも共有する予定です。更年期症状が女性の活躍へ与える影響について、社会全体で解決していく必要があると対策が始まっています。
PharmaX株式会社(以下、PharmaX)が運営する女性の健康に寄り添うかかりつけ医療ブランド『YOJO』は、2019年のサービス開始から、女性特有の不調に悩む幅広い年齢層の方に利用されており、「更年期」によるさまざまな不調についても相談を多く受けています。 そこで、PharmaXでは、オンラインを中心とした医療体験を通じて更年期症状による日常生活や社会進出への影響の解決へ向け、より質の高いサービスを提供するためにできることを把握するためアンケートを実施しました。
10月18日は、更年期の健康に関わる情報を 全世界へ提供する「世界メノポーズデー」です。世界メノポーズデーにちなみ『YOJO』利用者を対象に実施された「更年期症状に関する意識調査」の結果を振り返ってみたいと思います。
※)厚生労働省「更年期症状・障害に関する意識調査」2022年7月26日
1.更年期症状として最も多い悩みは意外にも「疲れやすい」という結果に。次いで「ホットフラッシュ」「イライラ」「頭痛」などが続き、約半数は複数症状で悩みを抱えるという結果
更年期の代表的な症状であるのぼせ・ほてり・発汗といった「ホットフラッシュ」「イライラ」で悩んでいる方も多い中で、「疲れやすい」「うつ状態・不安感・ストレス」「不眠」など精神的症状や「頭痛」「肩こり」など身体的症状のような、更年期症状だとは判断しづらい症状で悩んでいる方が多いことがわかりました。中でも70%の方が「疲れやすい」と回答。また48%が複数の更年期症状で悩んでおり、10種類近い症状で悩んでいる方もいました。全体的に何かしらの不調を感じるため、加齢に伴う症状と感じている方も多いかもしれません。
2.更年期症状に悩みを持つ約7割の人は「医療機関を受診しない」という実態
更年期症状があると感じたことがある方のうち、68%が医療機関を受診したことがないと回答。以下2点が上位理由に挙がりました。医療機関を受診すべきかの判断が難しいことが考えられます。
1.医療機関を受診するほどではないと思ったから(56.1%)
2.本当に更年期症状かどうか分からなかったから(50.0%)
また、医療機関を受診したことがある方のうち、70%以上の方は診察内容や対応に満足していないこともわかりました。
3.更年期症状の悩みを持つ人の3人中2人は相談相手がいると回答するも、その半数は満足できないという結果に
更年期症状の悩みについて気軽に相談できる人がいるか尋ねたところ、65%の方が「いる」と回答。相談相手として最も多いのが「友人・知人」(74.4%)、次いで「親族」(45.7%)でした。しかし、相談相手に満足している方は53%と多くはなく、友人・知人、親族に相談しても解決には至っていないことが考えられます。
4.更年期症状について相談しない・相談できない方の理由は、「誰に相談するとよいか分からない・相談しても意味がない」「医療者などの専門家に相談したい」の大きく2つ
更年期症状について相談しない・相談できない方に理由を尋ねたところ、上位に挙がった理由は「誰に相談するとよいか分からないから」「誰かに相談しても意味がないと思うから」「医療者などの専門家に相談したいから」でした。更年期症状なのかどうか相談するなら、医療者など専門知識のある人にしたいといったニーズがあることがわかります。
5.更年期症状を主訴として『YOJO』を利用している人の72%が「医療アドバイザー相談に満足」と回答
『YOJO』の医療アドバイザー相談についてメリットだと感じるポイントを尋ねたところ、最も多かった回答は、気軽にチャットでいつでも都合の良い時間に相談できることでした。また、医療アドバイザーから自分に合ったアドバイスを返信してもらえることに対し信頼性の面からメリットに感じている、といった回答が続きました。医療機関を受診しない理由からも、更年期症状の悩みを抱える人にとって「医療者に気軽に相談できる」ことが重要であることがわかります。
6.更年期症状の悩みを主訴とする90%以上の人が『YOJO』の「医療アドバイザー相談」や「漢方薬」に継続意向あり
半数近い方が『YOJO』から提案された漢方薬を服用してみて、体調の変化・効果を感じており、91%の方が「医療アドバイザー相談」や「漢方薬」を継続したいと回答。また87%の方が「医療アドバイザー相談」や「漢方薬」を他の人にすすめたいとの回答から、医療機関を受診しにくい方でも、チャットで気軽に医療アドバイザーに相談しながら漢方薬を試せる『YOJO』に対して満足していただけていることがわかります。
今回の調査について、PharmaXの担当者の方に話を聞いてみました。
ーー今回の調査を実施した意図や狙いを教えて下さい。
「多くの女性が、更年期症状によるさまざまな不調に悩んでいるけれど、仕方がないと自分のケアは後回しになっており、女性の活躍推進などにも影響を及ぼしています。社会課題解決に向けて『生涯にわたる健康への支援』の取り組みとして、健康診断の項目に女性の健康に関する項目を追加することや、女性の健康に関するナショナルセンターの設置に向けた動きがあり、世の中としても女性の健康やフェムテックの利活用に関する動きが注目されています。今回の調査結果を公表することで、多くの女性が自身の体調と向き合うきっかけとなり、まずは身近な医療者へ気軽に相談し、ケアを始める方が増えればと考えております」
ーー今回の調査結果について、注目すべきポイントを教えて下さい。
「今回の調査結果から、更年期症状で悩んでいる方が医療機関へ受診までは至っていないが、医療者など専門家に相談したいといったニーズがあることがわかりました。そのような方にとって、オンラインで気軽に医療者に相談できるサービスは、今後ますます求められるのではと考えています」
ーー運営されているサービス『YOJO』について教えてください。
「『YOJO』では、薬剤師をはじめとする医療アドバイザーが患者さんの体質やお悩み、ライフスタイルに合わせて漢方薬を中心としたケアを提案し、服薬中のアフターフォローや日常生活での気になることにも気軽に相談いただきアドバイスをしています。このサービスは、医師でもある代表が、医療現場での医療者と患者との距離に違和感を覚えたことから始まりました。いつでも気軽にオンラインを中心に医療者に相談でき、体質改善に向けたケアもできる『新しい医療体験』を世の中に広めることで、20~50代女性を中心に大変満足いただけており、現在累計登録者数が30万人を突破しました。今後も女性の生活をより豊かに健やかなものにするために、テクノロジーを利活用して、よりよい医療体験を届けていきます」
ーー最後に、ユーザーへのメッセージをお願いします。
「世界メノポーズデーをきっかけに、まずは自身の身体と向き合い、早めのケアをしていただければと思います」
今回の調査では、さまざまな症状で悩んでいるにもかかわらず、更年期症状かどうかわからず受診するほどではないとこれまで医療機関にアクセスしていなかった方が、医療アドバイザー相談や漢方薬を試したことで体調の変化や効果を感じ、満足していることがわかりました。更年期について正しい情報を得るために、一人で悩まず医療者に相談してみることも大切なことかもしれません。
■調査概要
・調査タイトル:更年期症状に関する調査
・調査期間:2023年9月14日~2023年9月18日
・調査対象者:『YOJO』を利用している女性のうち、更年期関連を主訴とする患者および更年期関連以外を主訴とする40歳以上の患者
・有効回答数:335件
・調査方法:アンケートフォームを用いたインターネット調査
※かかりつけ医療ブランド『YOJO』調べ
文=秋武宏美
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