ドリップチョコレートホールケーキ
バレンタインやクリスマスにぴったりなホールのチョコレートケーキ。一見難しそうですが、 初心者さんでも大丈夫! デコレーションのドリップが絵になるかわいさです。
材料(直径15cmの丸型1台分)
[スポンジ生地]
<A>
卵…2個
グラニュー糖…70g
<B>
薄力粉…60g
ココアパウダー…10g
牛乳…20g
[チョコレートクリーム]
生クリーム…300g
チョコレート…100g
[仕上げ]
苺…1パック
<C>
生クリーム…50g
水…35g
グラニュー糖…30g
ココアパウダー…20g
<D>
粉ゼラチン…2g
水…20g
下準備
●卵は溶きほぐす。
●<B>は合わせてふるう。
●牛乳はふつふつするまで沸かす。
●型にクッキングシートを敷く。
●オーブンを165℃に予熱する。
●苺は7~8個をデコレーション用に取り分け、残りはヘタを取り、縦3等分のスライスにする。
●<D>を合わせ、冷蔵庫に入れておく。
◆下準備の小ワザ
卵を溶きほぐす
卵かけご飯のように数回混ぜて終わり、では×。泡立て器やフォークなどを使って白身のコシをしっかり切るのがポイント。白身と黄身が完全に混ざり合い、サラサラした状態にします。
◆仕上げの小ワザ
生クリームの泡立て
6分立ては、すくい上げるとトロリと落ちるくらいの状態。やや緩めなので伸ばしやすいです。(8分立ては持ち上げるとツノが立ち、ゆっくり落下します。飾り絞りなどをしてもダレません。)
作り方
[スポンジ生地を作る]
1.ボウルに<A>を入れ、湯煎で40℃ぐらいに保ちながら、ハンドミキサーで泡立てる。
*グラニュー糖が溶けるまで湯煎で温めます。白っぽく、生地を持ち上げると帯状にもったりと落ちるぐらいになればOK
2.<B>を加えてさっくりと混ぜる。
*猛スピードで! ココアパウダーが水分を吸うのでゆっくり行うと生地がしぼんでしまいます
3.温めた牛乳を加え、混ぜたらすぐに型に流し入れる。
*ここも素早く
4.165℃のオーブンで35分焼く。型から取り出し、粗熱を取る。
[チョコレートクリームを作る]
5.生クリーム300gのうち、200gを6分立てにする。
6.生クリームの残り100gをふつふつするまで沸かし、40℃まで冷ます。
*温度が成功のカギ! 先に泡立てておいた生クリームも冷やさないように
7.別のボウルにチョコレートを入れて湯煎で半分ほど溶かし、6を加え、しっかり混ぜる。
8.温かいうちに5に加え、一気に混ぜる。
[仕上げる]
9.スポンジを3枚にスライスする。スポンジの上にチョコレートクリーム、スライスした苺、チョコレートクリームの順に重ねる。これをもう1回行う。その上にスポンジをのせ、ケーキ全面にチョコレートクリームを塗る。
*苺を隙間なく並べると断面がきれいです。
10.鍋に<C>を混ぜ入れ、ふつふつするまで沸かして火を止め、<D>を加える。とろみがついたら裏ごしし、粗熱を取る。ケーキの天面に注ぎ、伸ばしながら側面に少し垂らす。
11.チョコレートクリームを絞り、デコレーション用の苺を飾る。
Memo
●仕上げにココアパウダーを振りかけると、かわいさが増します。
著者:megu' cafe(馬場めぐみ)
製菓学校卒業後、ホテルパティシエに。退職後、現在はカフェに勤務しながら日常のお菓子レシピも考案し、SNSにレシピを投稿。カフェのようなクオリティの見た目からは想像できないほどの手軽さ、作りやすさで反響を呼ぶ。
<注意点>
●生クリームは特に記載がない限り乳脂肪分40%台のものです。
●チョコレートは特に記載がない限り板チョコ(ガーナのミルクなど)を使っています。
●卵は特に記載がない限りMサイズです。g表記があるものは、卵を溶いて計量してください。
●ココアパウダーは無糖を使用しています。
●材料は基本的にg表記しています。水、牛乳、生クリームは1g=1mlです。
●オーブンの機種により、焼き上がりの具合が異なります。焼き時間は目安ですので、お使いのオーブンによって様子を見ながら加減してください。
●SNSで紹介しているレシピと材料や作り方が異なる場合がありますが、どちらも間違いではありません。
※本記事はmegu' cafe著の書籍『ふつうの材料だけで作る お店みたいなスイーツレシピ』から一部抜粋・編集しました。
著=megu' cafe/『ふつうの材料だけで作る お店みたいなスイーツレシピ』