ナ・イヌも大ブレイク！『私の夫と結婚して』スミン、ミンファン、イ室長、キム課長…大ヒットを支えた名俳優たち

主人公カン・ジウォンをどんな時でも支えるユ・ジヒョク部長にハマった人も多く、俳優ナ・イヌが大ブレイク！　SNSでは「ナ・イヌ最高！」「ナ・イヌさんが素敵すぎて沼落ち」「好きすぎて心臓が痛い」「部長が好きすぎて無理」という声が続出。2月23日からはテレビ東京の「韓流プレミア」で主演を務めた『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』の地上波初放送がスタートするなど、俳優ナ・イヌが一躍注目されています。

世界的に話題となった本作品。主演の2人の素晴らしさはもちろんですが、、本作が成功したのは脇を固めた俳優陣の存在も大きいと評判。
X（旧Twitter）では「宿敵のスミンが素晴らしかった」「スミン役の方の狂気が凄い」「夫役のミンファンよかった」「イ室長にハマってしまいました」という各キャラクターに入り込んだ人も多かった様子。今回はヒットの立役者ともいえる、スミン、ミンファン、イ室長、キム課長の4人をピックアップ！

※以降ストーリーに関するネタバレを含みます

「最悪の親友」スミンが怖すぎる！

主人公の「最悪の親友」チョン・スミンを演じたソン・ハユンは1986年12月2日生まれの37歳で、03年に『サンドゥ、学校へ行こう！』で女優デビュー。
SNSでは「スミンの悪女っぷりが素晴らしい」「演技が上手すぎて賞をもらうのでは」「虚言癖と愛憎たっぷりのあの演技が凄い」と絶賛の嵐。

2017年に放映された『サム、マイウェイ～恋の一発逆転！～』で演じた、優しく、長年つきあった彼氏にハッキリと本心を言えない女性とは全く違うキャラクターと演じっぷりで「『あのサム、マイウェイ』の人⁉」と驚きのポストも（彼女は『サム、マイウェイ～恋の一発逆転！～』で2017 KOREA DRAMA AWARDSの女性優秀賞を受賞）。

ソン・ハユンが演じたチョン・スミンは学生時代からのジウォンの親友。スミンは巧みに周囲を味方につけ、「親友」ジウォンを窮地に追い込むまさに「フレネミー」。ジウォン1回目の人生ではジウォンが最も信頼する、優しく可愛らしい自慢の親友でしたが、ジウォンの夫（ミンファン）と共謀し「ジウォンの保険金で家を買って♪」と話す、「最悪の親友」だったことが発覚。
彼女の家族にまつわるジウォンとの因縁も明かされ「ジウォンの幸せをすべて奪うためなら何でもする」悪女をソン・ハユンが熱演しました。

最初から「ヤバい親友」であることは変わらないため、ある意味演技やスミンの見せ方が平坦になってしまってもおかしくないのですが、段階的に豹変していくソン・ハユンの演じ方が凄い！　憎しみと狂気の混ぜ方が秀逸で、最後までまったく退屈させないソン・ハユン演じるスミン。
本作は主人公ジウォン（パク・ミニョン）が次々宿敵にやり返していく爽快感もヒットの理由の一つですが、「スミンは次はどうくる⁉」とむしろスミンの反撃が楽しみになってしまうほど。
原作マンガではストレートに悪役に描かれていたスミンですが、女優ソン・ハユンは、ジウォンに対して執着しすぎて、自分らしい道を歩めなかった「哀しさ」や「ジウォンのことが好きだからこその妬み」という複雑な心理も感じ取ることができる立体的なキャラクターに仕上げています。
スミンが「最悪の親友」であるからこそ、ジウォンの「運命を変えよう」とする行動に納得感も生まれます。本作の成功はスミン演じるソン・ハユンあってこそ！

ソン・ハユンのInstagramでは、「ありがとう」というコメントとともに、最終回で見せた刑務所でのシーンで撮影されたオフショットが公開されました。「素晴らしい女優！」「演じながら心身ともにかなり苦しんだのでは」など称賛や労いのコメントが並んでいました。

妻の親友と不倫のうえ保険金を目当てに…「最悪の夫」ミンファン

パク・ミンファン役を演じたイ・イギョンも本作の成功に貢献した重要人物！
1989年1月8日生まれ、35歳のイ・イギョンは、バラエティでも活躍し、ほぼ1年ぶりとなる俳優復帰が本作だったそう。『私の夫と結婚して』では主人公・ジウォンの夫で、ジウォンの親友と不倫を楽しみ、保険金を目当てに妻の命を奪うという「最悪の夫」を演じました。

借金まみれ、女性にだらしない、働かない、暴力的、マザコン…見事にヤバすぎる要素満載の夫ですが、彼の「三枚目」的演出が愛憎劇の息抜きになっていたのもヒットの一因といえそう。
例えばランチをかぶって転倒したり、足をすべらせたり、ジヒョクやジウォンに見事なまでの背負い投げをされたり…。そこで見せる逃げる姿や表情がちょっぴりマヌケ。ドロドロの愛憎劇？と思いきや、ミンファンの笑いのエッセンスが効いている分、本作は幅広い層が見やすかったのではないでしょうか。後半、シリアスな場面が続きミンファンの衝撃的な最期が描かれますが、SNSでは「喪失感が凄い」というポストも。

イ・イギョン本人のInstagramには「さようならミンファン」と別れを告げるポストが。制作中のスタッフの真剣な表情もアップしており、いい現場であったことや、スタッフを労う様子が見られます。俳優・イ・イギョンの優しさや温かさが伝わってきます。

クールで恰好いい！回を重ねるごとにファンが増加したイ室長

SNSでは、ナ・イヌ演じるユ・ジヒョクを支えるイ室長（ハ・ドグォン）にも注目が集まっている様子。ハ・ドグォンは1977年3月3日生まれの46歳で、ソウル大学出身の超エリート。

当初はジヒョクの祖父の側近として冷静＆クールかつ本心が見えない人物だったのが、ジヒョクを本心から思いやる気持ちを持っている人物であることがわかってきます。
ヤン・ジュランの代わりに浮気夫について激高したり、情報をいち早く入手してジヒョクの支えになるなど、仕事のできるっぷりと、クールな表情の中に見える優しさがたまらない！　物語の進行とともに視聴者側の信頼感も増していったよう。（ナ・イヌ演じるジヒョクも当初は警戒していたものの、最終回では結婚式の司会まで任せるほど！）
Instagramでは、ナ・イヌや、イ・イギョンとのおどけたカットを公開。

ドラマの最終回については「無事に終わりました。ありがとう」というコメントとともに最終回での優しい表情をアップ。コメントには「素晴らしい！」「お疲れ様！」との声が並んでいました。
ヤン・ジュランとのその後が気になる…という人も多いようなので、難しいとは思いつつもスピンオフを期待！

登場すると笑いが止まらない、イヤミ上司「キム課長」

「キム課長のシーンで声をあげて笑ってしまう！」「キム課長、超笑える！」スピンオフをのぞむ声までもあがった、大穴（？）キム課長も本作を盛り上げた一人なのではないでしょうか。
キム課長は仕事ができず、ゴマすりだけで出世した人物。部下の仕事を潰すか横取りするか、居眠りばかりしている「最低上司」で、U＆Kでジウォンの上司として登場します（途中、代理に降格）。ジウォンや女性社員に対して何かと横やりをいれてくるちょっとイヤな奴…なのですが、ミンファンの三枚目のお笑いポイントとともに、キム課長が登場すると笑いを期待してしまう人が続出した模様。
演じたのは俳優、キム・ジュンヒ。キム課長のイメージを覆す、まさかの1984年9月8日生まれの39歳！　最終回では改心したキム課長が結婚式を盛り上げるシーンも描かれました。緊張したシーンが続いた中に、キム課長が登場すると、ちょっとホッとするという人も多かったのでは？　

髪の毛をおろした素の彼はキム課長とのギャップが凄まじく、ご本人のInstagramには「あなたは誰⁉」というコメントがつくほど。ドラマについて「愛してくれてありがとう」とのコメントともに感謝を伝えるポストをアップしていました。日本で学生時代を送った彼は日本語が堪能。いつか日本でファンミーティングを開いてほしいもの！

ほかにも、U&K会長で祖父のユ・ハンイル（ムン・ソングン）は厳しいながらも孫であるジヒョクの幸せを願っていることが伝わってきますし（威厳があると思ったら、元政治家だそう！）、ジヒョクの大学時代からの後輩2人も素朴で温かい雰囲気をまとって登場。彼らの存在により、財閥三世ながらジヒョクが本来、彼らと彼ら同じように優しく飾らない人柄であることがわかります。

世界的大ヒットとなった『私の夫と結婚して』は設定、ストーリーや脚本の面白さももちろんですが俳優陣の素晴らしさが間違いなく成功の理由。脇を固める俳優たちの演技力の高さにも驚くこと間違いなしの本作、SNSでは早くも「今年一番面白かった韓国ドラマ」という声も。
日本版リメイクも噂される本作品。本家がこれだけ演技派ぞろいなので、リメイクが実現した場合、豪華俳優陣を期待したいですね！

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