新生活準備。不動産屋の内見ではどこを見る?家賃交渉はあり?

敷金・礼金… etc.不動産契約でかかる費用は?

実際に部屋を借りるとなるとどれくらい費用が必要なのか。契約する前に知っておきたいお金に関する基礎知識。

契約時にかかる費用は?

◆敷金:家賃1~2か月分
家賃滞納や退去時の現状回復費に備えて、貸主や管理会社にあらかじめ預けるお金。使われなかった分は返金されます。

◆礼金:家賃1カ月分
貸主に、お礼の意味を込めて渡すお金。退去時の返金はなし。最近は、礼金ゼロの物件も増えています。

◆仲介手数料:家賃0.5~1か月分+消費税
賃貸物件の契約を仲介した不動産会社に支払う手数料。成功報酬として支払うものなので、契約が決まらなければ発生しません。

◆火災保険料:2万円/2年(保証内容により異なる)
契約期間中の火災や水漏れ事故などに対応する保険のこと。加入は基本任意ですが、契約条件に含まれていることがほとんどです。

◆前家賃:家賃1か月分(日割りの場合もあり)
契約時に前もって支払う入居月の家賃。月の途中から入居する場合は、日割り計算します。

★こんな費用がかかることも
◆保証会社利用料:〈初回保証料〉家賃0.5~1か月分、〈更新保証料〉1万円
連帯保証人の役割をする保証会社に対して支払うお金。契約時に初回保証料と、1~2年毎に更新保証料が必要です。

◆鍵交換費用:1~2万円(鍵の種類による)
入居者が変わる際、防犯対策で鍵とシリンダーを交換するための費用。基本任意ですが、契約条件に含まれていることがほとんどです。

◆室内消毒費用:1~2万円
入居前に、ゴキブリなどの害虫駆除、消毒殺菌、消臭除菌をするための費用。初期費用に含まれている場合がありますが、任意なので不要の場合は申し出を。

家賃以外の費用もチェック
物件を検討するときには家賃に目が行きがちですが、それ以外に共用部分の管理などのために「管理費」や「共益費」がかかる場合もあるので、契約前に確認するようにしましょう。

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【不動産屋のウラ話】
敷金礼金ゼロは本当にお得なの?

初期費用は軽減されますが、「家賃や退去時のクリーニング代が割高」「保証会社への加入が必須」になるケースも。敷金礼金はゼロの代わりに、別の項目に上乗せされている可能性があるのです。なお、礼金ゼロは貸主の厚意なのでデメリットはありません。
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損しないための家賃交渉

安くなりませんか?

家賃は最終的に物件のオーナーが決めるもの。そのため交渉は不可能ではありません。築年数が古い・空室が続いている物件や、貸主が個人の場合は交渉しやすいことも。窓口は不動産会社なので、一度相談してみる価値ありです。相談は、入居申込みの前までに。

費用負担は「紛争防止条例」で確認
借主(借りる人)が不利益を被らないために、東京都では「賃貸住宅紛争防止条例」が制定されています。入居中の設備修繕費や退去時の原状回復費用など、これまでトラブルになりがちだった費用について貸主(貸す人)と借主の負担を明確化。契約時に、該当書類が含まれているので一度目を通しておきましょう。

マンガ=加納ナナ、監修=高幣幹司(isroom)、セコム・女性の安全委員会/『内見・引っ越しからお部屋づくり・家事・お金・防犯まで! ひとり暮らしかんぺきBOOK』

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