外出時に気をつけたい犯罪
不審者・痴漢・ストーカー
挙動のおかしい不審者や隙を狙う痴漢、つきまといをするストーカーなど、街には危険がいっぱい。人通りの少ない場所や夜道では警戒を。
空き巣
留守中の家を狙う泥棒は、事前に家の不在時間などを下見すると言われています。不在であることを悟られないようにしましょう。
通り魔
近年増えている通り魔事件。予測が難しいので、日頃から安全を意識して行動すること、早めに異変に気づいて身を守ることが大切です。
ひったくり
すれ違いざまにバッグを盗む事件が急増。特に女性は財布などの貴重品をまとめてバッグに入れることが多いため狙われやすいので注意して。
留守中のおうちを守る空き巣対策
□短時間の外出でも必ず鍵をかける
□窓やドアは「1ドア2ロック」にする
□家の周囲やポストをきれいに保つ
□洗濯物は部屋干しにする
□留守を悟られないように日中はレースのカーテンを
□部屋の周辺に不審な数字や記号が書かれていたら消す
★表札やポスト、ガス・水道メーターの裏などに残された数字や記号、見覚えのないシールは、泥棒の「マーキング」の可能性も
帰り道や街中で気をつけたいこと
「ながら歩き」はしない!
歩きながらスマホを見る、イヤホンで音楽を聴くなどの「ながら歩き」は注意散漫になり、危険を察知できなくなるのでやめましょう。
バッグは車道と反対側に持つ
ひったくり犯は自転車やバイクで後ろから近づくことが多いので、なるべく車道から離れて歩き、バッグは車道と反対側に抱えて。
危険を感じたらすぐに逃げる
通り魔事件が発生したらできるだけ素早くその場から離れてください。不審者に気づいたときも交番やコンビニなどに逃げ込んで。
防犯ブザーやアプリを携帯
防犯ブザーは目立つ位置に付けることで犯罪抑制効果も。ブザー機能などが付いた警視庁の防犯アプリ「Digi Police」もおすすめ。

・夜はできるだけ人通りの多い明るい道を選んで
・防犯ブザーは時々電池切れをチェック
・時々ふりかえって不審者を確認
・急ぎ足でキビキビ歩くこと
ストーカーにはひとりで対処しない
ストーカー予防のためにできること
□よく知らない人に連絡先や自宅の場所を教えない
□帰宅時間やルートを時々変える
□防犯ブザーなどの防犯グッズを携帯
□SNSには個人情報を発信しない、時間差投稿をする
□危険を感じてもひとりで対応せず、周囲や警察に助けを求める
□ゴミを捨てる際は個人情報を隠す
これってストーカー?
ストーカー行為は、つきまといや待ちぶせ、面会や交際の要求、無言電話などさまざま。不安を感じたらすぐに警察や周囲に相談を。警察相談専用電話「♯9110」を利用しても。
警察にスムーズに相談するために
・嫌がらせがあった日時や内容を記録
・手紙や贈り物、メールや電話の着信履歴なども残しておく
マンガ=加納ナナ、監修=高幣幹司(isroom)、セコム・女性の安全委員会/『内見・引っ越しからお部屋づくり・家事・お金・防犯まで! ひとり暮らしかんぺきBOOK』